福井県小浜市
2003年9月13日(土)〜15日(月)まで福井県小浜市の放生(ほうぜ)祭が催されました.3日間のうち最終日の15日(月)に見物に行ってきました.この日は岸和田市のだんじりまつりを見に行く予定をしていたのですが,NHKの朝の交通情報で小浜市の何とかまつりの関係で,交通規制が行われるということを聞きインターネットで調べたところ,このまつりがあることを知り,急遽行く先を変更して見に行きました.福井県指定無形民俗文化財に指定されている放生祭は小浜市男山の八幡神社の例祭で毎年9月13,14に行われている祭りです.
この祭は「大太鼓」「山車(やま)」「神楽」「獅子」「御輿」の5種類の演し物が町内を練り歩くものです.
の日はそのうち,「大太鼓」と5台の「山車」見ることができました.
『大太鼓』は5つの区から出されます.直径70センチ位の大太鼓と数個の鉦に合わせて2〜3人一組で棒振りが立ち回りをします.また,『山車』は二層.下層は幕で覆われていて,中には大太鼓・小太鼓が,上層には笛の囃子方が乗り込みます.また,下層の前部には出囃子を設け2人で小太鼓を打ちます.また,前輪車軸の中央に梶棒が付いていてそれで方向転換します.


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『大太鼓』(住吉区)「傘鉾」を先頭に行列を作って町内を練り歩いていました.所々で太鼓に合わせて2人1組の棒振りが勇壮に立ち回りを演じます.大太鼓は小学校低学年くらいの子どもから成人した人まで交代で叩いていました.中には曲打ちを披露して拍手喝采を浴びていました.
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『山車』(今宮区)江戸時代の「行者山」と「高砂山」の装飾品を使って昭和3年「今宮山」として復興されたものです.
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『山車』(竜田区)山車後部の毛槍には『忠孝』『仁義』と書かれた旗が立てられ,出囃子には唐破風の屋根がついています.
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『山車』(清滝区)慶応四年に造られたもので,江戸時代には藩主から賜った大小の刀を飾っていました.
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『山車』(飛鳥区)踊りを披露する舞台型の山車で一層式.大正3年に造られものです.
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『山車』(酒井区)明治34年に造られ,大正15年に塗りと金具を新調しました.上層の前部にある2本の柱には唐子人形が,後部には布袋面が飾り付けられています.
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参考資料:放生祭パンフレット,公式ホームページ