愛知県碧南市 愛知県碧南市
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2003年10月11日(土)碧南市大浜中区の祭礼.
この日は隣の鶴ヶ崎地区の祭礼に曳き出された玉車とここ大濱中区の祭礼を見物に行きました.
大濱中区の祭礼は名鉄三河線「碧南」下車.南西方向約700mにある稲荷社の秋の祭礼で,山車倉は神社の境内に建られています.
この神社は永正6年(1509)に安城城主松平左近蔵人佐信忠が職を退いたあと天下太平・武運長久を祈ってこの地に創建したといわれています.
山車:天明8年(1788)亀崎より古車を3両で購入.鍋田与兵衛が寄進したもの.「知多型」の山車で,高さ6.1m;長さ5.6m;幅2m;重さ約3t.総木曽檜作りで周りは豪華な彫刻で飾られています.大幕は猩々緋で安政3年(1792)伊藤次郎左右衛門より7両1分2朱で購入したという記録も残っています.
人形:乱杭渡り人形は名古屋の人形師舟津藤吉(竹田藤吉ともいう)の作で7両2分で購入したもの.舟津藤吉作の乱杭渡り人形はこの大浜中区の山車と犬山の魚町「真先車」の2組しか作らなかったと言われています.
前棚の人形は3人で操る三番叟人形で,山車と同じ亀崎から2体購入したものであるが破損が激しく修理を繰り返しているため,現在のものがいつ頃のものかわかっていなそうです.昭和51年七代目玉屋庄兵衛によって一体が修理されました.
この乱杭渡り人形が見たくて碧南まで出かけたのですが,出かけたのが宵祭りだったためか,人形の奉納がなく残念ながら見ることはできませんでした.


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参考資料:「碧南市文化財新指定記念目録」
       「神社と山車 大濱中區稲荷社」
       「知多の山車まつり」