愛知県 津島市
七切地区の祭りは『市神社(津島神社の境蓋外末社)』の祭礼で正徳元年(1711)笹に提灯を付け傘鉾を出したのが始まりと言われる.享保3年(1718)から山車が出されるようになり享保11年(1726)から定例の祭りとなった.

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麩屋町車
嘉永元年(1848)に建造された
大幕は猩々緋.水引き幕は黒地に注連縄の刺繍.
からくりは湯取り神事.上山人形は後方に笛と太鼓を奏する神官.中央には巫女が扇子と鈴を持って舞う.出樋で巫女が湯取り神事を行う.
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池町車
寛政年間(1789〜1800)に建造された
大幕は猩々緋に鶴の刺繍.水引き幕は唐草織.
からくりは倒立唐子遊び.1体の唐子が蓮台の上で逆立ちをして鉦を叩く.他の2体の唐子が蓮台を回す.
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北町車
文政(1818〜1829)年間に改造された
大幕は猩々緋.水引き幕は青地に鶴の刺繍.
前人形は右手に御幣,左手に扇をもちお祓いをする人形.唐子が乗った蓮台を別の唐子が回すと蓮台が上昇し天井から下がった鉦を叩く
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米之座車
建造年代は不明
大幕は猩々緋.水引き幕は四神である白虎,朱雀,青龍,玄武の刺繍.
からくりは神主が突然宝船に変身してまた元に戻る.後ろには熊手を持った尉と箒を持った姥の高砂人形が座っている
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布屋町車
文政・嘉永(1818〜1853)に建造
大幕は猩々緋.水引き幕は唐獅子の刺繍
からくりは大黒とえびす.えびすが鯛を釣り上げ大黒が槌を振り下ろすと前に置いてある宝袋が割れて中から宝船が出てくる.
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高屋敷車
嘉永2年(1849)に建造
大幕は猩々緋.水引き幕は紺地に龍の刺繍
中央の人形は猩々のお面をかぶり鉦を打ち鳴らす.前人形はお囃子に合わせて舌を出す幣振り人形
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『小之座車』は都合により撮影できませんでした.
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参考文献:津島町史
       尾張津島まつり Guide Book
       「まつり」64号
       市政のひろば つしま 等