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西之口区雷神車
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鉄砲津の祭礼は大太鼓に天保14年(1843)の銘があることからそれ以前より行われていたと思われます.
山車は,明治9年旧車を本地村(現名古屋市南区本地)に売却しました.現車は天保13年(1842)広井村中之切(現名古屋市中村区)で建造され「張良車」として三の丸天王祭に曳き廻されていた「名古屋型」の山車を,明治11年(1878)に山車,人形,幕一式を購入し「龍神車」と名付けました.その後いつ頃からか不明ですが『雷神車』と変更され現在に至っています.

水引−白地に蝙蝠の図柄
大幕−前面に「鉄砲津」の縫いつけ
からくり−前棚:采振り人形
      上山:張良,面かぶり,大将人形の3体
からくり人形はいずれも弘化4年(1847)隅田仁兵衛真守作ですが,平成9年横井誠によって修復されました.
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No02:「鉄砲津」の文字が入った大幕
No03:上山高欄下の彫刻
No04:水引き幕
No05:名古屋型山車の特徴である細い4本柱に支えられた上山
No06:前棚の采振り人形
No01 (160kb) No02 (165kb) No03 (147kb) No04 (111kb) No05 (151kb) No06 (175kb)
No07:前棚の采振り人形と上山の3体の人形
No08〜11:上山人形
No12:張良人形
No07 (155kb) No08 (116kb) No09 (123kb) No10 (112kb) No11 (119kb) No12 (88kb)
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西之口区西寶車
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西之口の祭礼は嘉永4年(1851)の『道具覚』に馬と山車についての記述があることから,すでにその頃には山車を伴った祭りが行われていたと思われます.
現在の山車は天保6年(1935)に常滑市大野橋詰町が建造したものを文久3年(1863)に購入した「名古屋型」の山車です.

水引−波に千鳥(大正13年 加藤宗七)
大幕−詳細は不明ですが,慶応年間(1865〜68)のものです.
からくり−前棚:采振り人形(ギヤマンの目が入れられています.文化文政の頃の作.常滑市小倉より購入)    
      上山:文字書き唐子人形2体(平成10年横井誠作)    大将座:恵比須人形(平成11年横井誠作)

2004年春,高欄,高欄彫刻,屋根,大輪の大修理を行いました.
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No14:上山の天井
No15:波に千鳥の水引き幕
No16:上山高欄下の彫刻
No17〜18:からくり人形
No13 (158kb) No14 (179kb) No15 (127kb) No16 (187kb) No17 (133kb) No18 (173kb)
No19〜20:文字書き唐子
No21:上山のからくり人形.中央が大将人形の恵比須
No22:采振り人形
No19 (109kb) No20 (113kb) No21 (149kb) No22 (203kb)
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「イキイキ交流祭り」へ   矢田区と多屋区の山車   小鈴谷区の山車   広目区と小鈴谷区の獅子舞
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