愛知県 知多郡武豊町 蛇車まつり’04
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2004年7月17日(土)18日(日)の2日間愛知県知多郡武豊町豊石神社で「蛇車」という山車が1台曳き出される祭がありました.昨年は何故か上山に龍のからくりが乗っていなかったし,蛇の口花火も都合で見られませんでしたので再度17日(土)に出かけました.当日花火を開始する直前に土砂降りの雨になってしまいましたが,蛇の口花火の頃には雨もおさまり何とか見ることが出来ました.

山車は「蛇車」といって前山の四本柱の間隔が広く乙川宝暦型といって「知多型」の山車の中でも古い形式を残しています.
寛政8年(1796)旧大谷村(現常滑市)が大工善兵衛に依頼して創建し,寛政11年(1799)大谷村の塗士仁左兵衛が彩色を施したと云われています.それを天保10年(1839)に大足村が購入したものです.
【主な彫刻】壇箱−唐獅子と牡丹
        蹴込−龍と力神
        脇障子−龍
        蟇股−鳳凰(寛政8年)
        懸魚−麒麟(寛政8年)
【からくり】−蛇の口


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No01〜04:豊石神社に勢いよく曳き込まれる蛇車.この後宵祭り用に衣装替えを行います
No05:華麗な大幕
No06:山車の後ろ姿.見事な追幕
No01 (222kb) No02 (201kb) No03 (207kb) No04 (194kb) No05 (218kb) No06 (203kb)
No07:昨年は見られなかった龍のからくり
No08〜09:極彩色に彩られた上山
No10:極彩色の前山唐破風,虹梁,懸魚,蟇股,太平鰭,斗形など.
No11〜12:左右の脇障子
No07 (108kb) No08 (158kb) No09 (166kb) No10 (220kb) No11 (179kb) No12 (215kb)
No13〜14:壇箱の左右側面
No15:壇箱と蹴込
No16:手高欄の蕨手
No17〜18:蹴込の左右に陣取った力神
No13 (169kb) No14 (163kb) No15 (153kb) No16 (108kb) No17 (141kb) No18 (146kb)
No19:水引き幕,前山の軒.斗形,木鼻など
No20:提灯で飾られた山車
No21〜23:先端がY字形になった蛇の口花火.丁度龍が火を吐いているように見える?(様子がよくわかりませんね)
No19 (177kb) No20 (94kb) No21 (99kb) No22 (84kb) No23 (96kb)
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2004年以外の蛇車祭の様子は,右のサムネイル画像をクリックしてご覧ください
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参考資料 「武豊町誌」
「知多の山車まつり」
「尾張のまつり」