頼朝車(よりともしゃ)

問屋町の山車で,享和2年(1802)に建造されたと云われていますが,名古屋から古車古幕を購入したという古文書もあり定かではありません.
からくり人形:大将座には源頼朝.白拍子(静御前),畠山重忠と采振り人形
         采振り人形は弘化4年(1845)に.
         残り三体の人形は弘化3年に名古屋の隅田仁兵衛真守によって作られました.
からくり:静御前が鶴岡八幡宮で源頼朝の前で,愛する義経を偲んで舞を舞ったという故事によるものです.
大幕:猩々緋に渡辺清の下絵で月と蝙蝠の刺繍が施されています.この大幕は十代藩主斎朝公が特に気に入られたため,大幕の左右に「御幕附」と書かれた高張提灯が掲げられています.

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No01〜02:飾り付けをしている頼朝車
No03〜04:前棚下の飾り.頼朝に因んで由比ヶ浜の波,松と貝の彫刻が施されています
No05〜06:大幕と水引き幕.「御幕附」と書かれた高張提灯が掲げられています
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No07:上山の唐破風,懸魚,鬼板,妻飾,虹梁など
No08〜09:問屋町の氏神である橋詰神社で神事が行われます
No10〜11:前輪を持ち上げないで方向転換するズリ
No12:采振り人形(御幣振り人形)
No07 (141kb) No08 (196kb) No09 (190kb) No10 (151kb) No11 (135kb) No12 (133kb)
No13:静御前人形.たくさんの糸を引っぱったりゆるめたりして人形を操作します
No14〜18:静御前の舞い
No13 (87kb) No14 (113kb) No15 (108kb) No16 (94kb) No17 (113kb) No18 (106kb)
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