山方 常山車
旧車は天保13年岸幕賢隆が建造したと云われているものを明治10年頃富貴村(現武豊町)から購入したと云われています.そしてこの山車は大正期に南知多町大井南組に譲渡し,現在の山車は大正3年に上半田南組より壇箱,脇障子,台輪を除いたものを購入し,昭和24年大改修されたものです.采振り人形は名古屋から購入したと云われています.
【主な彫刻】檀箱−三韓征伐宝物受取(彫常 大正13年頃)
        脇障子−太閤記(彫常 昭和26年)
        蹴込−波に千鳥 水車(彫常 昭和29年)
        持送り−波(早瀬仲蔵? 弘化3年頃)
        前山蟇股−太閤記(彫常 昭和26年)
        前山懸魚−飛龍(彫常 大正年間頃)
【幕】大幕−緋羅紗の無地  水引幕−白羅紗に松と鷹
【からくり人形】−前山に桃太郎人形(浅野新助 江戸末期)

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No02 :前山と采振り人形
No04:鳥毛と吹き流し
No05:台輪とはまかくしと兜金
No06:前山唐破風.懸魚など
No07:采振り人形と脇障子
No01 (155kb) No02 (179kb) No03 (134kb) No04 (71kb) No05 (130kb) No06 (156kb) No07 (181kb)
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No08:三韓征伐宝物受取の彫刻で飾られた壇箱
No09〜10:壇箱部分
No11:蹴込みと持送り
No12:提灯を付けた世楽車.
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No08 (153kb) No09 (145kb) No10 (120kb) No11 (98kb) No12 (112kb)
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山方 常山車
明治38年(1905)白山招魂神社の凱旋祭に花車として建造されたのが始まりと言われています.旧車は明治42年東海市高横須賀から購入したものと言われています.現在の山車は昭和38年宮大工岡戸一郎によって改造されたものです.彫刻の題材も旧車を模したもので古い知多型の山車の要素を残したものです.また,旧常滑地区6輛の山車の中で神明車のみ名古屋型山車のように外輪で輪懸があります.
【主な彫刻】檀箱−四神・力神(2代目彫常 昭和38年)
        脇障子−昇り龍・降り龍(2代目彫常 昭和38年)
        蹴込−唐獅子に手鞠(2代目彫常 昭和38年)
        持送り−北の文字の角くずし,梅鉢と源氏香の紋(2代目彫常 昭和38年)
        前山蟇股−舞楽四図・火炎太鼓と楽人(2代目彫常 昭和49年)
        前山懸魚−鳳凰(2代目彫常 昭和40年)
【幕】大幕−緋羅紗の無地  水引幕−白地に梅に鶯

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No13:祝い込み
No16:水引と堂山の支輪・蟇股・八枚虹梁,上山高欄廻りなど
No18:兜金,輪懸
No19:前山唐破風.懸魚,蟇股,斗形,虹梁などの彫刻
No13 (140kb) No14 (135kb) No15 (147kb) No16 (152kb) No17 (159kb) No18 (113kb) No19 (120kb)
No20:脇障子
No21:壇箱
No22〜24:壇箱の部分
No23:蹴込みと持送り
No24:提灯を飾った神明車
No20 (89kb) No21 (123kb) No22 (108kb) No23 (103kb) No24 (105kb) No25 (95kb) No26 (150kb)
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