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2005年10月16日(日)岐阜県恵那市串原の中山神社の大祭で『中山太鼓』が奉納されました.
この祭は天正2年(1574)武田勝頼が美濃に侵攻してきたとき,織田軍の兵士たちが拳で大太鼓を,火で清めた矢で締め太鼓を打ち鳴らし戦意を鼓舞したことから,まつりの行事として伝えられたといわれています.
串原には打ちはやし組が六組あり,細く割った竹に5色の和紙を張った花飾りを付けた大太鼓を威勢良く打ち鳴らします.
締め太鼓は細い竹製のバチで,大太鼓はスリコギ状のバチで交代しながら叩き続けます.中でも,参加者全員が並べて置かれた大太鼓を順に叩く回り打ちで最高に盛り上がります.中山太鼓は
(1)即興でなく曲が決まっている.
(2)踊りながら太鼓を叩く.
(3)1フレーズを叩き終わると叩き手が変わる
と言う3つの特徴があり,この条件を満たす太鼓は全国的に見ても珍しいということです.
昭和58年岐阜県重要無形文化財に指定され,国立劇場の「日本の太鼓」,大阪花の万博,愛・地球博,平成11年にはマレーシアでも演奏が披露されました. |
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中山神社以外の大太鼓まつりは,右のサムネイル画像をクリックしてご覧ください |
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