長野県木曽郡 南木曾町田立 花馬祭
2005年10月3日(月)長野県木曽郡南木曾町田立の五宮神社で花馬祭が行われました.田立の古文書には「享保2年(1717)南宮産神花馬初めて執行」という記録があることから,今から300年ほど前から行われていたようです.五穀豊穣,家内安全を願って行われます.
この祭は3頭の木曽馬の背に,細く割った竹に五色の色紙を付けた「花」を365本飾ります.花は稲穂に見立てたもので,厄よけ,虫除けのお守りになります.また,先頭の馬には神が宿るという「神籬(ひもろぎ)」,2頭目には豊作を表す「菊」,3頭目には南宮神社の社紋「月日の旗」を花の中央に立てます.
神主を先頭に高張提灯,幟,五色の旗,30人ほどの笛太鼓の囃子方.最後に花飾りを背負った3頭の木曽馬が,田立駅前広場から五宮神社まで約2kmを練り歩きます.
五宮神社に到着すると境内を三周し,宮司の合図で見物していた人々が一斉に馬の背に飾り付けた花を奪い合います.
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No01:中央に豊作を表す「菊」の花を挿します
No02:馬に衣装を着せます.2頭は神社が所有している天然記念物の木曽馬.もう1頭は借りてくるそうです.
No03〜06:稲穂に見立てた花を365本挿します
No04:一番右の馬には「神籬」,その左の馬には「菊」,一番左の馬には「月日の旗」が中央に挿してあります
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No07〜08:すっかり飾り付けが終わった木曽馬
No09:子どもたちが太鼓を背負っていますが???
No10〜14:五宮神社まで約2キロの道のりを練り歩きます
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No15〜20:神社に着くと境内を3周します
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N021:3頭が定位置に付きます
No22〜24:宮司の合図で見物していた人々が一斉に馬の背に飾られた花を奪い合います.中でも,神籬は最も御利益が大きいと言われ激しい奪い合いが演じられます.30秒程で花がきれいになくなってしまいます.1ヶ月位前から馬が暴れないよう調教するそうです
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No25〜26:最後に子どもたちに担がれた藁馬と米俵の御輿が入場します.ここに飾られた花も見物にきていた人たちが,すべて抜いていきます
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