三重県度会郡玉城町 山神獅子舞神事
2006年1月29日(日)三重県度会郡玉城町山神の山田寺(さんでんじ)で「山神獅子舞神事」が行われました.
祭りはまず,座敷で住職が大般若経を読経し悪魔を退散させる法力を雌雄の獅子に授けます.
境内には最初に宰相(介添人)に抱えられた黒面が現れます.現れた黒面に見物人から水に浸して堅くなった松ぼっくりが投げつられます.と,怒った黒面は見物人の中に飛び込んで,手に持った扇子で頭を叩きます.
さらに,介添えに支えられて赤面が登場し黒面(黒面・赤面は疫病の象徴と言われています)と舞います.見物人からは一層激しく松かさが投げつけられ,2人は見物人を追いかけ回し叩きまくります.
続いて,雄獅子が介添人に支えられて登場し舞います.舞が終わると疲れて寝そべってしまいます.次いで雌獅子が登場し,二頭の獅子が悪魔退治の舞を舞います.舞い終わると二頭の獅子は向き合って寝そべってしまいます.
このとき,福を呼ぶという獅子頭のシデ(たてがみ)を悪魔が抜き取って見物人に渡します.
最後は獅子が悪魔を退治して,子どもやお年寄りをお祓いをして終わります.この獅子舞は三重県の無形民俗文化財に指定されてます.
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参考資料: 玉城町史
三重県郷土資料叢書第61集「玉城町史第1巻」