青森県黒石市 黒石ねぷた祭り
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青森県の各地に見られるねぶた(nebuta)あるいはねぷた(neputa)はその起源は定かではありませんが,昔から七夕の頃に行われていた夏の睡魔に襲われないための「ねむり流し」と,七夕の「灯籠流し」の二つの行事が混ざったのではないかと思われます.
ここ黒石では,「山田家記」という古文書には『七夕祭り,例年の通り賑々しく…』(天明六年)という文章が残されていることから,これ以前からこの行事が賑やかに行われていたようです.
黒石ねぷたは,古くから「人形ねぷた」と「扇ねぷた」の二種類があり,表は「錦絵」といって勇壮な武者絵が描かれているのに対して,背面には「見送り絵」といってもの悲しさを表す,美人画が描かれているのが特徴です.
この日は,合同運行日ではなく,それぞれの地区独自での運行で,ねぷたを探すのにずいぶん苦労しました.でも,狭い路地を通ると,笛や太鼓の音に誘われて玄関先に,お年寄りや小さな子ども達が出てきて,自分たちのねぷたをうれしそうに,また自慢げに眺めているのが印象的でした.
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No01〜06:は「日本の道百選」にも選ばれた中町通りの「こみせ」です.1階と2階の間の屋根の幅が広く,雪が多い東北の昔からの知恵で,現代のアーケードを思わせます.暗くなると,灯籠には火が入ります.
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黒石のねぷた.人形ねぷたと扇ねぷたがあります.表は勇壮な「錦絵」.裏はもの静かな「見送り絵」が描かれています
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