愛知県北設楽郡設楽町田峰
田峰念仏踊り
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2006年8月17日.愛知県北設楽郡設楽町田峰の田峰観音で「田峰の念仏踊り」が行われました.
念仏踊りは平安時代「空也」が,辻々に人を集めてあり合わせの鉢などを叩いて,極楽浄土の教えを説いた様が踊りに似ていたので「踊り念仏」等と呼ばれていました.その後,「一遍」によって各地に広まり,盂蘭盆の行事として,それぞれの地域に即した形に定着したものといわれています.
念仏踊りは,愛知県では北設楽郡の東栄町,設楽町,豊根村.南設楽郡では鳳来寺町,作手村など30数カ所に伝えられています.田峰で念仏踊りが行われるようになった時期は,定かではありませんが,宝永年間(1704〜1710)には,四遍念仏が盛んに行われていたといわれていますので,それ以前から行われていたようです.
現在田峰の念仏踊りは8月14日か15日に初盆の家で.17日には観音様で行われます.内容は,締め太鼓を左手で,右手でバチを持ち,太鼓を叩きながら踊る「跳ね込み」と,左手に鉦を持って鳴らしながら念仏を唱える「盆念仏」から成っています.
当日は,駐車場で揃って,弓張り提灯を先頭に,切子灯籠,花笠をかぶった子どもたち,笛,太鼓,鉦,切子灯籠の順で階段を上り,途中の「英霊之碑」の前で鉦を叩きながら念仏を唱えます.その後,観音堂前に建てられた櫓の周りで念仏踊りが行われました.
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駐車場で 「英霊之碑」の前で手に鉦を持って念仏を唱えます
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観音堂前での踊り
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田峰念仏踊り
以外の念仏踊りは右のサムネイル画像をクリックしてご覧ください
参考資料: 北設楽郡史
設楽町誌
愛知県史民族調査報告書3
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