西薗目田楽次第
4〜6は順番が入れ替わることがあるようです.また,4〜6の間に「農具の舞」という演目があり,奏楽堂にも道具は飾ってあったのですが,当日は行われませんでした.
それぞれのサムネイル画像をクリックすると,画像のページが開きます
. 演目 演目の内容
1.お練り.
峠での年男の舞
御輿を小田敷峠に奉遷する行事です.
榊と提灯・幣束・獅子頭・駒・御輿・大太鼓・小太鼓・笛・提灯の順に隊列を組み,小田敷峠へ向かいます.このとき,御輿を担ぐ年男は藁を三角垂状にした「ヤス」とよばれる帽子を被ります.
峠では,真っ暗な中で神事が行われ,御輿を担いだ年男が,紅白の襷を二人で一本持って「年男の舞」を舞います.
2.ばちの舞
(または,地固めの舞)
平服に鶴の絵柄の上着を羽織って,禰宜から撥を受け取り,笛だけの囃子で,両手に撥を持って薦の上で舞います.
3.年男の舞
(または,ふんどしの舞)
平服に上着を羽織り,たっつけ,はばきを着け,草鞋履きです.
峠で「年男の舞」を舞った同じ4人で,紅白の襷を持って舞います.
4.不動毘沙門の舞 平服に上着を羽織り,たっつけ,はばきを着け,草鞋履きです.
一人が柄がない太刀を,もう一人は紙の飾りが付いた木の棒を両手に持って舞います.
5.惣田楽 平服に上着を羽織り,たっつけ,はばきを着け,草鞋履きです.右手に鈴,左手に竹製の花笠を持って4人で舞います.
6.四ツ舞 平服に上着を羽織り,たっつけ,はばきを着け,草鞋履きです.右手に鈴,左手に扇を持って4人で舞います.
7.榊鬼 緋色の衣装で黒足袋,草鞋履きで木製の鉞を持ちます.花祭りの榊鬼とよく似ていて,鉞を振り回し反閇を踏みますが,伴鬼はいないし,禰宜との問答もありません.
お囃子は花祭りと同じようで,周りの見物人からは「テーホヘテホヘ…」のかけ声が掛かり,鬼と一緒に舞う人も現れます.
8.子馬の競り売り 茣蓙の上に最初は,小さな木製の馬の頭を頭の上にあてて座ります.御幣を持った馬喰が傍らに立って,競りにかけます.万々両になると,「まんりょうまんりょう」といって,競り落とした人と,馬喰・馬役が神前に参り,競り落とした人は御幣を受け取ります.
次に,小さな獅子頭を持った人が座り,子馬の時と同じように競りをします
.9.こう俵背負い 茣蓙の上に2メートルほどの棒を持って,俵に見立てた包みを背負った人が仰向けに横たわります.棒を持って起こそうとするが,重くて起こせないので,周りの人を呼び集めて引き起こします.起こされた人は神前に参って俵を奉納します.
西薗目田楽のトップページへ
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.