第15回全国獅子舞フェスティバル掛川 その1
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1.因幡の麒麟獅子−鳥取市
麒麟獅子は、今からおよそ350年前、鳥取の初代藩主池田光仲が、徳川家康が祀られている日光東照宮を勧請して、鳥取東照宮をを建立した際、この神社に奉納する目的で、古代中国で信じられていた、幸せをもたらす平和の使者と考えられていた麒麟を模した頭と、あやし役として猩々を取り入れた獅子舞を取り入れたと言われています。
その後、鳥取県の東部(因幡地方)と兵庫県の北部の一部に伝えられ、現在も140を越える地域で麒麟獅子舞いが神社に奉納されています。
県や市、町の無形民俗文化財に指定されているものもあります。

2.高部の獅子舞−愛媛県今治市
高部の獅子舞は「継ぎ獅子」とも呼ばれ、江戸時代中期。約300年前頃、今治地方を訪れた伊勢の太々神楽から影響を受け、人の上に獅子頭を付けた人が乗って、獅子舞を神社に奉納したのが始まりといわれています。
高部の先人達は、「氏神様は天においでになる。その神様に少しでも近づきたい」という信仰心から、人の上の人が乗って人柱を伸ばしていったと考えられます。
また、上に乗る獅子を支える氏子同士の協力がうまくいかないと、継ぎ獅子は崩れてしまいます。このことから、自分勝手な行動を慎み、お互いに協力し合うことを教える意味があったとも考えられます。
愛媛県の無形民俗文化財に指定されています。

3.駒木鹿子踊り−岩手県遠野市
駒木鹿子踊りは、江戸時代の始め頃、遠野南部家の殿様が上洛する際、お供であった角助が道中の途中掛川でしし踊りを見て、後日遠野に伝えたものといわれています。
鹿子の頭や胴幕に「遠州」、「掛川」とか「角助」の文字が書かれています。
以前は、各戸の長男のみに伝えられ、公開することも少なかったのですが、およそ50年前保存会が結成され、地元や他の地区でも公開されています。
市の無形民俗文化財に指定されています。
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因幡の麒麟獅子舞
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高部の獅子舞
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駒木鹿子踊り
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