秋田県横手市大森町八沢木・波宇志別神社里宮 保呂羽山霜月神楽
2014年11月7日(金)〜8日(土)。秋田県横手市八沢木字木ノ根坂200の波宇志別(はうしわけ)神社里宮で「保呂羽山(ほろはさん)霜月神楽」が奉納されました。

神楽は、保呂羽山、御嶽山、高岡山の神を勧請し、今年の収穫を感謝し、来たる年の五穀豊穣を祈る湯立て神楽です。本来は旧暦霜月に行われるのですが、現在は新暦11月7日夕刻〜8日朝にかけて行われます。
里宮の正面には神座。神棚をしつらえて、三本の大幣が立てられています。神棚の前には、炉が切られ、80本のお釜杭を立て、2個の釜をかけます。その手前の板敷きの間が神楽座で、ここで舞が舞われます。向かって右手は神楽主・楽人・神子の席。左手と正面手前は楽人の席です。拝観席は、左手と正面手前で、神楽座とは太い竹の棒で仕切られています。、

「花入ノ式」から、途中「中入(休憩)」をはさみ「打身」まで、33番が夜の明けるまで舞われます。中心になるのは、楽人が湯ほうきを持って、四方を浄める「湯加持」。続いて神子の舞「○○舞」です。この組み合わせは、何回も繰り返されます。また、最も重要な「山之神舞」が夜の丑の刻(午前1時頃)に舞われます。これまでの静かな舞が荒々しい舞に変化するこの舞は、40分にわたって舞われます。技術的にも高度で、非常に体力が必要な舞です。最後に「恵比寿」を舞い、「打ち身」の祝儀で終わります。

いつ頃から始められたのか、定かではありませんが、天正十八年(1590)の『保呂羽山御開山以来之次第』に記述がみられることから、少なくとも、この頃には行われていた。と考えられています。

昭和46年に、県の無形文化財に指定されたのを契機に、霜月神楽保存会が結成され、さらに、昭和52年5月17日には国の重要無形民俗文化財にも指定されました。

「おまつり見てある記」もご覧下さい→「保呂羽山霜月神楽」

霜月神楽 その1 霜月神楽 その2 霜月神楽 その3 霜月神楽 その4 次第
その1=楽器調べ/修祓式/花入ノ式/打鳴/大祓/けんざん湯清浄/五調子/湯加持/天道舞
その2=湯加持/伊勢舞/湯加持/保呂羽山舞/湯加持/御嶽山舞/湯加持/高丘山舞
その3=中入/山之神舞/神入舞/湯加持/辺津神舞/湯加持/壱之釜湯立式/湯加持/弐之釜湯立式
その4=湯加持/参之釜湯立式/剣舞/祝詞/奉幣式/奉幣式舞/お供頂戴/神送/恵比寿/打身
 
参考資料 「保呂羽山の祭」大森町教育委員会
本田安次著作集第六巻 日本の伝統芸能 神楽Y