おんだ祭り
鍬で田打ちをしているところです
牛を使って代掻きをします.この牛,何とも象徴的で抽象彫刻を見ているようです
お昼休みでおにぎりを食べているところです.この大きなおにぎりを田作り男は上の方を少し食べていましたので,本物??でしょうか
茶色の細い線が写っていますが,おわかりになりますか?籾を撒いているところです

巫女さんが松の枝を早苗に見立てて田植えをしているところです.
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2月6日(水)奈良県桜井市の大神神社で「おんだ祭」が行われました.この祭り「豊年講大祭」ともいって,五穀豊穣を願う予祝の祭です.「おんだ」とは「御田」でしょうか?
この「大神神社」はご神体が三輪山で,大物主神を祀る大和国の一之宮です.「おおみわじんじゃ」と言うんだそうです.
10時半開始.ということなので車で出動.四日市以遠の名阪を使うときはいつも伊勢湾岸を使います.この道路,3車線でしかも見晴らしがいい!東名や名神などは遮音壁で周りは何も見えなくて,走っていても全然面白くない!その点伊勢湾岸の特に西の方は海が見られてご機嫌!
ナビ通り,名阪の針ICで降りたのはいいのですが,大神神社間近で通行止めの標識!交通整理のお兄ちゃんが右折しろ!と合図するので「祭礼で車を閉め出しているのか!」と思って,指示に従ったのはいいけど,脇道に入ってしまって,右往左往!大きな駐車場があったので,車を入れて大神神社まで徒歩.神社に着くと,何のことはない.車が一杯入ってきているのを見て.駐車場まで戻って神社前に駐車し直しました.新野の雪祭りと同じ失敗をしてしまいました.
10時過ぎるとさすが人が沢山集まってくる.田遊び行事は,床までの高さが2メートル弱の拝殿で行われるので,脚立を持っては行ったのですが,撮影にはあまりいい条件ではありません.
10時半頃から約30分の神事.その後田遊びの行事が行われます.
まず,拝殿を田に見立てて田作男が木製の鍬を持って田打ちを始めます.
次に,牛を連れてきて代掻きをします.その後は田に水を張りますが,水が一杯になるまで休憩.
大きなキセルを出して一服.やかんの水を飲んだり,おにぎりを食べたり.見物人にミカンなどを配ったり.アドリブでやっているのか,その仕草やせりふに見物人も大笑い.
休憩が終わって,苗代を作ったり,籾を撒いたり,巫女さんが早苗を植えたりして,最後に小さな紙の袋に入った籾を見物人に撒いて終わります.
田遊びそのものは30分足らずです.


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