真清田神社舞楽神事
桃豊舞 管弦 振鉾
迦陵頻 賀殿 長慶子
桃豊舞(とうほうまい)」:曲は東儀文隆,舞は薗廣晴作の真清田神社オリジナルの神楽です
振鉾(えんぶ)」:雅楽の最初に舞われる曲で,天・地の悪霊を祓い舞台を浄める舞です
迦陵頻(かりょうびん)」:林邑八楽系の唐楽(左方)で童舞です.頭には天冠,背中には極彩色の羽根をつけ,銅拍子を持って舞います.胡蝶の番舞です
賀殿(かてん)」:唐楽(左方)で壱越調の曲です.新殿の祝いなど大賀の時などに演奏されます
長慶子(ちょうげいし)」−唐楽の太食調で,舞楽の最後に参会者が退出する際,演奏される管弦のみの曲です.
好天に恵まれた4月29日.一宮市の真清田神社で舞楽神事が行われたので,見に行きました.真清田神社の舞楽神事は,毎年4月29日に行われていて,昨年.一昨年と3年続けての拝観です.
真清田神社の舞楽神事は,この3年間では06年は最初に管弦の曲,次に桃豊舞.07年と08年は最初に桃豊舞,次に管弦の曲を2〜3曲.その後舞楽に入って「振鉾」と「長慶子」の間に2曲.というのがこの3年間のパターンです.
舞楽神事は,本殿横に特設された舞台で行われます.今年は
最初に桃豊舞.次に管弦のみで雙調音取,鳥急,酒胡子が演奏されました.次からは舞楽で最初は振鉾,次に迦陵頻,賀殿,最後に長慶子でした.
平安時代を思わせる舞台,雅楽の調べに乗せて演じられる優雅な舞いに,しばし現世を忘れ幸せな世界に浸ることが出来ました.

「真清田神社舞楽神事」が行われる真清田神社はMap
「山車とまつり」の「真清田神社舞楽神事」では,たくさんの画像が見られます「真清田神社舞楽神事」