薮原祭り
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6月9日(水)長野県木祖村の薮原神社で例大祭が行われました.「屋台の獅子が…」という記事に,屋台の上で獅子舞を行うのかなぁ?など,期待して出かけました.
今回もネットであちこち調べたのですが,何時頃から!と書かれたサイトがありません.で,木祖村観光協会さんに返信用封筒と切手を同封して問い合わせをしました.間際になって投函したので,当日までに届くか心配だったのですが,7日の昼頃,日程,当日の注意など.地元氏子さん方向けのチラシをPDF化したものを添付ファイルで送って下さいました.親切に教えていただいて感謝!!でも,yoshikとしては,せっかくPDF化までしてあるのだから,観光協会さんのホームページに掲載していただけたら!!と思いました.
祭りの終了が夜9時過ぎ!と言うことなので,車で出かけることにしました.3時間半から4時間位を見込んで9時出発.当日朝は,薄曇り.小牧ICから高速に乗り中央道中津川ICで降り,19号をひたすら北上.南木曾あたりで12時頃になったので,おそばやさんで昼食.おそば専門のお店で,なかなかおいしかったです.
12時半過ぎ,木曽村役場に到着.太鼓の音を頼りに5分位でメインストリートへ.
通りには,下町の屋台が止めてある.
「あっ!!こりゃなんだ!高森町の屋台獅子をでかくしたようなものだ.」(高森町の屋台獅子は→「瑠璃寺の屋台獅子」
伊那谷から伝わってきたのだろうか??それとも,伊那谷に伝わっていったのだろうか?高森町の屋台獅子はカマボコ型の骨組みに胴幕を被せて,中で獅子の操作とお囃子をします.車は1対ついていますが,中に入っている人は歩いて移動します.ところが,薮原の屋台は車が4つついていて,骨組みは柱で,名古屋や知多で見られる山車のような作りになっています.高森町のに比べると,より大きく豪華になっているので,高森町→木祖!と考えた方が自然な気がします.(yoshikの勝手な想像です.)
その後,薮原神社にお参りしました.薮原神社はJR中央線の線路をはさんで,商店街と反対側にあります.
商店街通りに戻って,少し北の方に歩いていくと,右手の高いところに上の獅子屋台が見えました.今度はJR中央線をまたぐ歩道橋を渡りました.何のことはない.薮原神社を降りてきたとき,そのまま北へ上がっていけばよかったんです.
かなり勾配が急な道路に屋台が止めてあって,屋台の上で獅子舞が行われていました.こちらの獅子は雄獅子です.舞が終わると,屋台を動かします.一つの車輪に二人ずつ輪止めをする人がついています.慎重に慎重に.マニュアルミッションの車ならローギアじゃないと上れないようなきつい坂です.ときどき,ドドドッ!と勢いがついて1メートル位!「ブレーキブレーキ!!」やっと止まります.この頃から雨が降り始めます.屋台にビニールシートを被せます.外で屋台を操る人はずぶ濡れ.
2〜300メートルの坂道を1時間半以上かけて降ろします.下では,下の獅子屋台が待っています.
上と下の挨拶が住むと,上から獅子舞が始まります.次に下の舞.
この頃には,雨足がいっそう強くなって土砂降り.夜8時過ぎの最後の『寄合(よけあい)』まで見ようと予定してきたのですが,傘を差して,片手での撮影.に疲れてしまったので,上,下の屋台がすれ違ったところで終了にしました.
この祭りは,江戸中期頃から続いていると云うことで,伝統ある夏祭りです.
もう一つ獅子の舞を見て感じたことですが,,テンポが速いところは郡上市で行われる「大神楽」の獅子舞を思い出しました.(郡上市の大神楽は→「郡上大神楽」
郡上市の獅子舞もやはり,∩字形の竹の上に胴幕を被せるのですが,頭を斜め前に突き出す所作や大きく持ち上げる所作,正面で激しく頭を左右に回転させる所作など,笛の旋律などもよく似ていると思いました.
屋台は,伊那谷の高森町から
舞は,美濃谷の郡上市から
伝わってきたのではないかと,yoshikは勝手に考えました.

薮原神社はこちら→Map
「山車とまつり」でたくさんの画像がご覧いただけます→「薮原祭り