諏訪神社例祭 芸ざらい
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久しぶりにおまつりを見に行きました.7月15日木曽町の白山神社の古代神楽以来なので一月半以上もご無沙汰でした.ぼちぼち「祭り禁断症状」が出始めていました(笑)もちろんその間にも「新居町の手筒花火」とか「一宮の七夕祭り」とか「濃尾大花火大会」とか「お祭り」らしきもの!!には出かけてはいるのですが,yoshikの考える「お祭り」のカテゴリーには,こういったものは入っていません.
昨年はお盆の時期に念仏踊り系のものを見に行ったのですが,今年は都合が悪くてどこにも出かけられませんでした.
そんなことで久しぶりのお祭り見物.張り切って出かけました.場所は今年になって何度も訪れている,長野県の木曽地区.今回は上松町です.
ここは,4月の終わり頃「小川若宮神社」の例祭で,獅子狂言なるものを始めて知って,機会があればまた!と思っていました.「諏訪神社」の秋の例祭が4日から6日まで行われますが,その中に獅子狂言の公演が含まれています.しかし,その日時がわからなかったので,観光協会さんへ電話.
4日19時半から若宮八幡宮で行われるとのこと.場所も詳しく教えていただき,おまけに昨年までは境内に雨よけの簡単なシートを張っただけでしたが,今年はしっかりしたものにしたそうですので,雨でも心配はいりません.とのこと.
当日,名古屋はお昼頃雨が!でも,ちゃんと雨対策済み!ということなので,出かけることにしました.終了は中央線の終電以降になることを予想して車!夜なので,ストロボ.北海道のタンチョウ撮影に購入してある超重量級の三脚.イス代わりに2段の脚立.と,重装備!車なのでトランクに放り込んでおけばいいので,車利用はやっぱり便利です.
15時頃出発.中央道の多治見手前から雨!瑞浪あたりからは土砂降り!中津川で国道19号に降りて,南木曾あたりから少し小降りに.上松に入る頃には,雲行きは結構怪しいものの雨は落ちてこない!状態になりました.
上松の町並みに入って,旧中山道をゆっくり北へ.十王橋の手前の郵便局のある角を右折.太鼓の音が聞こえてきました.幟も見えてきました.でも,道が狭くて入れないので,見当だけつけておいて,上松駅まで戻って駅前で夕食.十王橋の少し東の道路沿いに駐車帯があって,車が10台位置いてあったので,駐車.若宮八幡宮の様子を見に行こうと手ぶらで出かけたのですが,八幡宮に着いたら雨が!!「しまった!!傘を持ってくれば良かった」車まで5分もかからないので,ちょっと小降りになったので,荷物を取りに戻りました.
荷物を持って出ようとしたとき,地元の方らしい親子連れが駐車中の車の間を通り抜けていく.「おや??ひょっとして近道?」親子連れは見えなくなっていましたが,車の間を探すと,細い道が.橋を渡ってすぐ右に.あっという間に八幡宮に!!1〜2分で着いてしまいました.
舞台向かって右手の放送機器の横に空いている場所があったので,放送係りの方に「ここ邪魔になりますか?」「いえ.大丈夫ですよ」「それでは,ちょっとおじゃまします」と,三脚と脚立を準備.レンズは28-135ミリ.
始まる頃には,来る途中の大雨を降らせた雨雲がこの辺りに到着したのでしょうか??土砂降り状態!!でも,青いビニールシートはびくともしません.近くの地元の方が「去年も大雨だったよね」「そうそう.台風で終わりまでやらずに途中で終わってしまったっけ」「その前の年も雨じゃなかった?」どうも,ここ2〜3年雨続きだったようです.

芸題は8つ.
1.八百屋お七(獅子狂言)
2.伊奈川鉄ヶ嶽(獅子狂言)
3.白波五人男(地歌舞伎)
4.曾我兄弟(地歌舞伎)
5.佐倉宗五郎(獅子狂言)
6.忠臣蔵五段目(地歌舞伎)
7.阿波の鳴門(獅子狂言)
8.だんまり(地歌舞伎)
獅子狂言は,地歌舞伎,あるいは浄瑠璃の女形を獅子で演じる狂言で,江戸時代から行われていたと云われています.
幕が開くと,獅子役と獅子の胴幕を持ったり,着付けを手伝ったりする二人があいさつ.獅子頭をつけ,まず二人立ちの舞.次に胴幕を身体に結わい付けて鈴や御幣を持って舞います.舞台を浄めるためだと思われます.次に狂言になります.最後に二人で舞って終わりになります.大体15分から30分程度です.
すべて終わったのが11時過ぎ.遅くまで地元の方がびっしり見物に来てみえました.獅子狂言,地歌舞伎がしっかり地元に根付いているのを感じました.
終わる頃には,さしもの大雨も止んで夜道の19号を中津川まで,中央道に入り小牧まで.と行きと同じコースを帰ってきました.家に着いたら25時半過ぎ.夜中までの見物で,左腕が少々筋肉痛!!
4月27日の小川若宮神社の獅子狂言の様子もご覧下さい→「小川若宮神社例祭」

No1:八百屋お七

No2:伊奈川鉄ヶ嶽

No3:白波五人男

No4:しき−白波五人男が終わったあと,曾我兄弟の準備に手間取っていると云うことで,急遽二人立ちの獅子舞が行われました.

No5:曾我兄弟

No6:佐倉宗五郎

No7:忠臣蔵五段目

No8:阿波の鳴門

No9:だんまり

八幡宮はこちらMap(地図には八幡宮の表示がありませんので,およその位置です)
「山車とまつり」にはたくさんの画像と,解説があります「諏訪神社例祭 芸さらい」