東気良・伊勢神楽
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昨日の西気良の大神楽に引き続き,今日は隣村の東気良の伊勢神楽です.明宝観光協会さんから教えていただいた予定には,9:00〜10:00,12:00〜15:00となっていたので,早い時間のは見送ることにして,昨日より遅い時間に出発しました.一宮ICを通ったのは9時過ぎていたはずなのに,郡上八幡ICを出るとき,電光表示板の料金は「割引900円」でした.通勤割引の時間帯を過ぎているはずなのに???
11時半頃東気良の白山神社に到着.結構沢山の人が出ていました.地元の方に聞いたら,今は,もうすこし下の秋葉山で舞を舞ってから上ってくる.というなので,場所を聞いたら,下の方に降りていって,左に幡が立っているところだよ.ということでした.道から少し入った左手の小高いところに幡が立っていたので,様子を見に行きました.少し上っていくと,「明宝村天然記念物 田口の大杉」があって,その上に秋葉山のお社が建っています.その横の狭い空き地にゴザが敷いてあって,そこで神楽が行われるようです.
小学生位の男児が6〜7名.女性用の着物を着ています.獅子頭が到着していよいよ始まります.獅子はすべてこの小学生が舞います.
最初は二人立ちの舞です.獅子は御幣や鈴を持って舞います.次に,一人立ちの舞になると,詞が入ります.この部分は多分,場を浄める舞と思われます.
次に,獅子は採り物を持ち,向かって左手に並んだ方が歌舞伎の一節のような詞に節を付けて歌っていきます.
ここで,yoshikは「ん???上松の獅子狂言に似ているなぁ」と思いました.それがすむと,二人立ちの獅子舞で終わります.
3〜4番舞うと終了して,神社まで道行になります.行列は西気良と同じように,鬼が先導します.
神社のすぐ手前に民宿があって,その座敷の上座には宮司さん,禰宜さん,来賓の方などが並んでいます.一行は屋敷に入って,その前で神楽が何番か奉納されます.
昨日見た,西気良の神楽の道行は寒水のようで,舞は八幡町の大神楽によく似ています.ところが,気良川を挟んだ東気良は,それとは全く異なる,上松町の獅子狂言に似た神楽が残されています.西気良の白山神社と東気良の白山神社は直線距離にして4〜500メートル位しかありません.隣同士の地域なのに,どうして全く異なる獅子神楽が伝えられているんでしょう??あるいは,逆に全く異なる神楽だから両方が残った!とも考えられますが,どこから,いつ頃,どんな伝えられ方をしたのでしょうか??
実は,この日は白山神社での神楽は見ないで帰ってきてしまいました.
せせらぎ街道に出てすぐの道の駅できしめんを食べて,まだ早かったので,この日は一般国道を走って帰りました.約3時間.高速を使うより+1時間です.

山車とまつりもご覧ください→「東気良伊勢神楽
東気良の白山神社はこちら→Map
(地図には白山神社の表示がありませんので,およその位置です)