氷上姉子神社太々神楽
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1.式正−右手に鈴を持った巫女二人の舞です . 2.神かがり−男一人の舞です.中啓を持ち,四方に舞います
3.かずらの舞−男と巫女の二人で舞います.男は榊を,巫女は笹枝を肩に担いで舞います 4.矛の舞−面を着け矛を持った男の一人舞です
5.ほそめの舞−男と巫女の二人舞です.男は鍬を肩に担ぎ,巫女は鎌を両手で捧げて舞います 6.笑楽−切顎の翁面を付けた男の一人舞です.足踏みしながら軽快な笛の音に乗って四方に舞います
7.式正−始めの式正と同じです 笛・神楽歌・太鼓−向かって左の方が太鼓,右の方が歌と笛を演奏されます
巫女さん 巫女さん
「お氷上さんの太々神楽」と,地元の方から親しまれている太々神楽が,3月29日(日)熱田神宮の摂社である,氷上姉子神社で行われました.
正徳元年江戸へ神楽を習得に行き,翌正徳二年(1712)から,熱田神宮で始められた太々神楽ですが,その後江戸時代後期は,熱田神宮だけでなく,周辺の神社に広まっていきました.
氷上姉子神社では,天保二年(1831)から始められ,明治時代の改革により,熱田神宮では途絶えてしまいましたが,氷上姉子神社では今でもその伝統を受け継いで,現在では,3月の最終日曜日に行われています.楽人と男役の舞人は熱田神楽笠寺保存会が,神子役は熱田神宮の巫女が担当しています.
14時開始.ということだったので,40分位前に到着しましたが,境内にはすでに,2〜30人の人が神楽の開始を待っていました.

14時.拝殿で神事が始まり,太々神楽はその途中(14時15分頃から14時半頃まで)で行われました.
曲の次第は
1.式正
2.神かがり
3.かずらの舞
4.矛の舞
5.ほそめの舞
6.笑楽
7.式正
の7曲ですが,それぞれは2〜3分程度の短い曲で,全部で15分程度です.神かがりから笑楽までは,始めに神楽歌が歌われ,笛と太鼓の調べに乗って舞が舞われます.
境内の桜も5分咲き程度.春の日をいっぱい浴びて行われた,古を思わせる太々神楽は,都会の喧噪を忘れさせてくれるような優雅なものでした.

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