武並神社重箱獅子
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10月11日.この日は恵那市武並神社例大祭で行われる「重箱獅子」,蘇原神社の「剣の舞」.さらに時間があれば坂下神社の「花馬祭り」も拝観できたら!と,欲張った計画を立てました.でも,やはり余り欲張りすぎるとろくなことがない!!といわれるように,残念ながら蘇原神社の「剣の舞」は一週間前の10月4日に行われていて,残念ながら見られませんでした.
と,先週に引き続きお祭りのはしごをしてしまいました.
3つもお祭りのはしごを予定していたので,とうぜん車で出かけました.
武並神社の例大祭は10時半から.家から約80キロ.2時間と見積もって8時頃に出発.やはり中央道も渋滞.途中で「しまった!!もう1時間前に出なければいけなかった!!.はたして間に合うだろうか??」とイライラしていましたが,何とか10時過ぎに武並神社に着くことができました.
神社に上がっていくと,すでに神事が始まっていました.10時半頃から巫女さん4人の神楽が舞われ,10時50分頃から獅子舞が始まりました.
まず,二人が榊と笹束で拝殿のお祓いをします.続いて,野井地区から選ばれた青年の舞人二人が登場し,拝殿のお祓いをした二人が,獅子を二人に着せます.金色の獅子と銀色の少し小さな雌雄の獅子が,笛・太鼓のお囃子に合わせて舞い始めます.
この獅子は,「重箱獅子」といわれるように四角い形をしています.これは,重箱の形に和紙を漆で固めたもので,舞も単純で素朴な感じがします.

獅子舞は11時15分頃終了.獅子舞は神事の途中に奉納されたようで,その後巫女さんが撤饌を行いました.
近くにみえた地元の方に「重箱獅子の舞はこれで終わりですか?」
「そうです.あとで餅撒きがありますよ」ということでしたので,yoshikはこれでご無礼させていただき,二番目の蘇原神社に向かいました.
この獅子舞は,いつ頃から行われるようになったか詳しいことはわかっていませんが,野井には”戦国時代徳川家康が武田氏と戦って破れ,野井まで逃げてきたとき,ちょうどこの地区でお祭りがあり,重箱を頭に載せ風呂敷をかぶって踊っている村人に紛れて難を逃れた.その後,天下を支配した家康が,この祭りを後々まで続けるよう,当時の岩村藩に命じた”と,いう話が語り継がれています.

終了後,次の予定地武並神社までは,10キロ少々.13時からの剣の舞には十分間に合いそうです.ところが武並神社がなかなか見つからず,そのあたりを15分ほど行きつ戻りつして,やっと見つけたのですが,妙に静かです.おかしいなぁ??車を鳥居横に置いて神社まで上がってみました.誰もいないし,祭が行われる雰囲気もまるでありません.石段下に,紙垂の切れ端のような白い紙片が2〜3枚落ちていました.もう済んでしまったようです.残念!!

重箱獅子が行われる武並神社はこちらMap
ちなみに,剣の舞が行われる蘇原神社はこちらMap
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