真清田神社秋の太々神楽
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式正 神懸舞 恵楽舞 桂舞 矛舞 細目舞
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鈴竹舞 人長舞 .
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10月15日.愛知県一宮市の真清田神社で太々神楽が行われたので,拝観させていただきました.昨年も拝観させていただいたのですが,本殿内での撮影は遠慮して欲しいとのことで,今年は,本殿外のお賽銭箱が置かれている場所から,撮影させていただきました.本来ならばこれもいけないのかもしれませんね??
10時前に,宮司さん始め神職の方が本殿に入られ,神事が始まります.神事の途中10時15分頃から太々神楽が奉納され,10時45分頃人長舞が終了します.
神楽は「式正」から始まり,「鈴竹舞」の七座が奉納されます.どの舞も管弦・歌が入り,歌の内容はいずれも天の岩戸の場面を歌っています.舞は男・女の童子が1〜2名で舞います.非常に簡潔で,短く1分から,一番長い細目舞でも2分半足らずです.最後は「人長舞」で,舞人の長の舞です.
神楽は小学校中学年から高学年程度の子どもさんで,一生懸命管弦に合わせて舞っていて,宮司さんが最後の挨拶の中で,「夏休み頃から練習を始めて,とても見事に舞ってくださいました」とお話ししてみえましたが,多少ぎごちなさが混じってはいますが,見ていてとても爽やかで清々しい感じがしました.
この太々神楽は熱田神宮から伝えられたもので,真清田神社では,天明二年(1782年)九月に行われたという記録が残っていて,一時期途絶えたこともあるそうですが,明治三十九年再興され,現在まで200年以上にわたって受け継がれているということです.
秋の太々神楽では,式正.神懸舞.恵楽舞.桂舞.矛舞.細目舞.鈴竹舞の七座が舞われ,新年2日の「神楽始祭」には式正.鳥居舞.火所舞.木綿子手舞.日蔭舞.馬槽舞.面白舞の七座が舞われ,計十三座が真清田神社には伝えられています.
太々神楽が行われる真清田神社はこちらMap
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