南宮大社例大祭
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蛇山 南宮大社 御神霊を御輿に
移す
神幸行列 御輿練り込み 舞楽奉納
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還 幸 舞
鞨鼓舞 脱下舞
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竜子舞 .
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5月5日.岐阜県不破郡垂井町宮代1734の南宮大社で例大祭が行われました.この例大祭は神幸式と蛇山神事が行われます.
垂井町,南宮大社のウェブサイトによると,行事の予定は
10:00 神幸式
14:00 発輿祭 神輿、母衣花等渡御
15:30 御旅神社(美濃、国府宮)着輿祭
16:30 蛇山神事、還幸舞奉奏 於市場野祭礼場
 19:00頃 還幸祭
ということなので,JR金山発11時23分の新快速で大垣乗り換え.垂井着が12時19分.歩いて南宮大社へ向かいます.垂井駅から南宮大社まで約1.5キロ.20分弱です.途中大鳥居をくぐったあたりに,お囃子にのって蛇か龍のような張りぼてが櫓の上でウネウネしているので,これも例大祭の行事なのだろうと思って,しばらく撮影をして,13時前に南宮大社に到着.
お昼を用意してなかったので,近くの雑貨屋に入ったのですが,弁当とかおにぎり類はなし.菓子パンしかないので,それでお昼を済ませました.
境内に入ると,担当地区の人達が大勢で,高舞殿の御輿に梶棒などを付けていました.また,各地区の母衣花が境内に集まってきます.
14時少し前になると,御神霊を白い布で囲って御輿に移します.
14時頃になると,行列が約2.5キロ先の御旅神社に向かって出発します.yoshikもこの行列について一緒に歩くことにしました.JR東海道線を跨ぎ,旧中山道を横断し相川にかかる御幸橋を渡り,なおも北に進みます.
15時頃,やっと先頭が御旅神社に到着します.就学前の子どもも,暑い中1時間以上も歩いてお疲れ様です.
しばらくすると,御輿も到着して御旅神社で神事が行われます.
神事が終わると,胡蝶の舞が舞われ,休憩の後,市場野祭礼場に戻ります.

休憩の間に,yoshikは先に市場野まで戻ることにしました.
17時少し前に,宮代の市場野へ行列が戻ってきました.御輿が「御輿上がり」に安置されると,蛇山の前に設置された楽車の舞台で,還幸舞が奉納されます.楽車の舞台は,2メートル以上の高さがあり,下から見上げる形になって,ちょっと撮影しにくかったです.
還幸舞は「鞨鼓舞」「脱下舞」「竜子舞」の三つの舞です.
17時10分頃,お囃子担当の子どもが登場して位置に着くと,最初の鞨鼓舞が始まります.
1.鞨鼓舞−宝冠を被り,胸に鞨鼓をつけた男児二人が,バチで鞨鼓を打ちながら軽快に舞います.
2.脱下舞−ユライという紫縮緬の頭巾をかぶり,緋縮緬の綿入れの片袖を脱いだ男児二人が舞います.片袖を脱いで舞うことから「脱下舞」といわれるそうです.
3.竜子舞−最後は鞨鼓舞,脱下舞を舞った男児4人が,竜頭をかぶり,鱗模様の衣,たっつけをはいて舞います.
いずれも数分程度の短くて単純な振りの舞です.
三つの舞が終わって,お囃子の子どもたちが退場したのが18時少し前でした.

また,蛇山神事は,五穀豊穣を願って行われる神事で,5日の午前1時,南宮山の奥にある蛇池より降神した蛇頭を,宮代の市場野に設けられた,高さおよそ13メートルの櫓に取り付け,明け方から御輿が還幸するまで,囃子に合わせて蛇頭を勢いよく揺り動かしています.

この後,御輿は南宮大社まで帰って,神事が行われますが,yoshikは還幸舞が終わった後,帰路につきました.

「山車とまつり」もご覧ください→「南宮大社例大祭
南宮神社はこちら→岐阜県不破郡垂井町宮代1734(Map)
御旅神社はこちら→岐阜県不破郡垂井町府中2506(Map)