有爾中鞨鼓踊り(うになか かんこおどり)
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公民館から宇爾桜神社への道行き 入込み.流願
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世の中.世の中打抜き ヤナギ奪い
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きょうまくま 頭打ち 三ッ願
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回りズウデン あや踊り 流願
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2012年7月15日(日)三重県多気郡有爾中の宇爾桜神社で鞨鼓踊りが行われました.
今回は自家用車で行くことにしました.宇爾桜神社まで約100キロ.日曜日なので国道23号を使おうと思い,3時間位と見積もって,9時少し過ぎに出発しました.途中渋滞もなく,予定より早めの11時半頃,宇爾桜神社に到着しました.参道入り口脇に少し広い場所があったので,そこに車を止めさせて頂きました.
鳥居をくぐって参道の石段を上がっていきます.地元の方が準備をしてみえたので,開始時刻と,公民館からここまで行列をつくって上がってくる時刻を確認させて頂きました.
公民館を12時半〜45分頃出発.13時頃から鞨鼓踊りが始まるとのこと.
いったん車まで戻って,途中のコンビニで買ったお昼を食べることにしました.別の方が,車の脇を通って行かれるとき,「公民館を12時15分頃出発するようですよ」と教えて頂いたので,12時少し過ぎ準備をして公民館へ向かいました.
すると,もう向こうから行列がやってくるのが見えました.撮影させて頂きながら,一緒に桜神社までついて行きました.しばらく休憩の後,12時半頃から神事が行われ,その後20代前半と見られる青年5人は,ベテランの方にシャグマを付けてもらい,準備完了.
最初の踊りは「入込み」.13時少し前に始まりました.
その後,「流願」,「世の中」,「世の中打抜き」,「ヤナギ奪い」(休憩),「きょうまくま」,「頭打ち」,「三ッ頭」,「あや踊り」,そして最後に「流願」で立願の方の名前を読み上げます.
踊りが終了したのが2時半頃.
この後,餅投げが行われるそうですが,狭い道で混雑することも考えて,踊りが終了した時点で失礼してきました.

帰りは,同じ23号で帰ったのですが,松坂・津の市内で若干の渋滞.朝より15分ほど余計にかかりました.

この祭り,最初ネットで見つけたときには,「佐八町のかんこ踊り」と見間違いをしていたのですが,あちらは確かお盆の行事で夜行われたので,シャグマをかぶってのかんこ踊りは佐八町以外にもあることを発見しました.
有爾中のかんこ踊りは,別名「有爾中天王踊り」とも云われ,江戸時代の中頃から宇爾桜神社の天王まつりに奉納されていたようで,途中中断もありましたが,現在は明和町の民俗文化財に指定され,有爾中天王踊保存会の方々によって受け継がれています.

「佐八町のかんこ踊り」はこちら→「おまつり見てある記」「山車とまつり」

「山車とまつり」もご覧ください→「有爾中かんこ踊り」

宇爾桜神社はこちら→三重県多気郡明和町有爾中(Map)
有爾中公民館はこちら→三重県多気郡明和町有爾中(Map)

なお,それぞれの踊りの区切りが,よくわからないものもあって,上の画像と踊り名が一致していないものがあるかも知れません.お気づきの点がありましたら,「山車とまつり」のトップページのフォームメールで管理人までお知らせください.