長田神社古式追儺式
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長田神社 一番太郎鬼の登場 .
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赤鬼・姥鬼・呆助鬼・青鬼・一番太郎鬼登場
. 赤鬼 姥鬼 呆助鬼 青鬼 一番太郎鬼
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餅割鬼・尻くじり鬼登場 .
餅割鬼 尻くじり鬼
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赤鬼・姥鬼・呆助鬼・青鬼・一番太郎鬼の太刀渡しから太刀納め
. 赤鬼の太刀納め 姥鬼の太刀納め 呆助鬼の太刀納め 青鬼の太刀納め 一番太郎鬼の
太刀納め
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餅割鬼・尻くじり鬼登場 赤鬼・姥鬼・呆助鬼・青鬼・一番太郎鬼のお礼参り
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餅割鬼・尻くじり鬼登場 餅割鬼が陰の餅を斧で割る
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2013年2月3日(日)神戸市長田区長田町の長田神社で古式追儺式が行われました。
神社のホームページには
13時から節分祭。
14時から追儺式
と記載されているので、12時前には着くよう予定しました。3時間半近くかかるので、金山を8時少し前の米原行きに乗車。三宮で地下鉄に乗り換え、長田駅にお昼前に到着。時間に余裕があるので、駅近くで昼食。12時半頃境内に入ったのですが、びっくり!!
すごい人です。正面の拝殿前に長さ12間の舞台が作られているのですが、その前はビッシリ。十重二十重!!撮影場所を探すために2〜3回往復。やっと舞台に向かって左端で撮影することにしました。高さ20センチほどの踏み台を持って行ったのですが、殆ど役に立ちません。まあ、高をくくっていて来るのが遅かったので、仕方がないとあきらめ。

14時少し前になると法螺貝の音と共に
1.一番太郎鬼の登場。右手に藁を束ねた松明を持って右端から舞ながら左端まで移動してきます。拝殿裏を通って再び右端から登場。合計3回繰り返します。藁の松明が短くなると、世話役が新しい松明に変えてやります。
2.赤鬼・姥鬼・呆助鬼・青鬼・一番太郎鬼の登場。同じように右端から左端まで、この順番に登場して松明を振りかざしながら移動します。
3.餅割り鬼と尻くじり鬼の登場。餅割り鬼は右手に松明、左手に木斧を持ち、尻くじり鬼は最初は槍を左手、右手に松明を持って登場しますが、舞台に上がると松明を捨てて槍を両手で持ち餅割り鬼の後に従います。
4.赤鬼・姥鬼・呆助鬼・青鬼・一番太郎鬼に太刀渡し、演舞、太刀納め。舞台の右端で一匹一匹太刀役の童子から太刀を受け取ります。太刀を左肩に担いで左端まで舞ながら移動し、最後に童子に太刀を返します。
5.餅割り鬼と尻くじり鬼の登場。3と同じ。
6.赤鬼・姥鬼・呆助鬼・青鬼・一番太郎鬼のお礼参り。2と同じ。
7.餅割り鬼と尻くじり鬼の登場。餅割り鬼と尻くじり鬼が登場します。舞台中央に十二ヶ月の餅が台の上にのせられて置かれ、その前で二匹の鬼の舞が行われます。
8.餅割鬼が陰の餅を斧で割る。餅割り鬼が、始め木槌で餅を割る動作をしますが、小槌では割れないことがわかり、尻くじり鬼が持っている木斧と交換して、無事餅を割ります。
最後に餅割り鬼と尻くじり鬼が世話役に支えられながら退場して行事が終わります。18時半頃でした。

帰りは、在来線を使うと、金山発の最終バスに乗れない可能性が高いので、ここは一奮発して新神戸から新幹線に乗ることにしました。
地下鉄長田駅から乗り換えなしで、10分少々で新幹線新神戸駅に行くことが出来ます。
さすが新幹線は速くて快適ですね。1時間少々で名古屋駅に着いてしまいました。

長田神社追儺式の鬼は、 神々の使いとして厄災を防ぎ、払い清めるための神事です。
この追儺式はいつ頃から行われるようになったかは定かではありませんが、鬼面、太刀等の製作年代や古文書等から
、室町時代には、薬師堂の修正会として行われていたようです。
古い追儺式の形態を今日まで伝える神事として、鬼面と行事そのものが昭和45年兵庫県の重要無形民俗文化財に指定されました。


「山車とまつり」もご覧ください→長田神社古式追儺式
長田神社はこちら→神戸市長田区長田町3丁目1−1(Map)
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