きねこさ祭り
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七所社 川祭 古式行列 総まわり
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厄除け
傘鉾 こさ 獅子 射手と鷹
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犬と鷹 団扇 イミホコ 田行事 田行事 傘鉾
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射手 射手
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2013年2月26日(火)。名古屋市中村区の七所社できねこさ祭りが行われました。万場大橋のすぐ東です。地下鉄岩塚駅からバスで3区。約1.5キロです。それ程の距離でもないので、地下鉄岩塚駅から歩くことにしました。七所社のホームページによると12時半から川祭り。なので、少し早かったのですが11時頃に到着。昼食を!と思って近くを探索したのですがそれらしきものはなし。仕方がないので昼食抜きになってしまいました。
七所社のすぐ南側は、名古屋高速の高架橋がまるで城壁のように立ちはだかっています。車が通れるくらいのトンネルが掘られていて両側には露店がギッシリ。佐屋街道にぶつかるところに鳥居があり、そこには大注連縄が掛けられています。
12時過ぎると、見物人で境内もごった返してきます。この日は学区の小学校は午後臨時休校ということで小学生の姿も多く見られます。

川祭り
12時半になると、後厄の男性10名と、厄年の子ども2名の計12名の役者が、竹をかついで鳥居をくぐり佐屋街道を西に向かいます。『一般の人はこちらからは庄内川には出られません』という看板が出ていたので、七所社前の名古屋高速の高架橋まで戻り庄内川の堤防へ。竹について歩いてしまったので、庄内川に着いた頃にはすでに見物人でいっぱい。前の人の間から写真を撮らせて貰いました。
到着した役者は下帯姿に替え、竹を担いで川の中程まで進んでいきます。中央付近で竹を立てると、笛吹き役が天王さんの御札を川に投げ入れ竹を登っていきます。4〜5メートル登ると竹がしない始め、ついには折れてしまいます。ちょうど南南東の方向のようで大吉と占われました。

古式行列
13時40分頃。神社関係の方、、厄年の方、役者が行列を作って、高張り提灯を先頭に、神社から佐屋街道を廻って神社まで練り込みます。

神事
行列の一行が神社に戻ってくると、本殿・祭文殿で神事が行われます。大勢の見物人が狭い祭文殿の前で見学していましたし、通常の祭事と思って撮影は行いませんでした。が、後ほどきねこさ祭りの資料を見ると、稚児役の短い神楽が舞われるとのこと。拝観しなかったことを残念に思いました。

総まわり
15時15分頃から「種下ろし祭文」を両手で高く掲げた笛役を先頭に宮司、獅子頭、後振りなどの役者が前の役者の肩に手を掛け、2列で境内を廻ります。

厄除け
それぞれの役者が、結界のなかで所作を行いますが、その間他の役者は周りの厄年の者のお尻を叩いたり、背中を叩いたりして厄落としをします。もちろん一般の見物人には、優しく叩いて厄落としをしてくれます。特に傘鉾は2〜3人の役者が横に抱え見物人の中に突っ込みます。
約1時間。最後に射手が矢を射ると、境内の行事が終わります。


境内で神事が行われる頃から、黒の略礼服に白いネクタイ。白い手袋の人が沢山集まってきます。境内での行事が始まる頃には、観客より内側に入ってきます。数人たむろしていることもあって、はっきり言って撮影の邪魔になるし、なんか怪しい人に見えて一体どういう人達なんだろう??
と思って、終わり頃近くにいた黒服の人に聞いたら「厄年です」という答え。
厄を祓って貰うために、輪の一番内側に入って役者から散々お尻や背中を叩かれていたのでした。
きねこさ祭りというと、「川のなかで竹に登る」ことしか知識がなかったyoshikには新たな発見でした。
名古屋市の無形民族文化財に指定されています。

「山車とまつり」はこちら→きねこさ祭
七所社はこちら→名古屋市中村区岩塚町上小路7(Map)
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