熱田神宮創祀千九百年大祭奉納 備中神楽
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榊の舞 導きの舞 猿田彦の舞
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事代主命の舞 大國主命の舞 素戔鳴と奇稲田姫の契り
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素戔鳴と大蛇退治の舞
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熱田神宮が創祀されて1900年を祝って、5月上旬に創祀千九百年大祭が行われました。この一連の行事で、出雲、岩見、備中の各神楽や地元の伝統的な行事が奉納されました。そのうち5月8日には備中神楽が奉納されました。
12時から神楽が開始されるということだったのですが、11時頃にはすでに祈祷殿長床前の広場は見物の人でいっぱいでした。yoshikは椅子席の一番後ろから撮影させていただきました。
備中神楽は始めて拝観させていただきますが、八岐大蛇退治など派手な衣装と大仰な立ち回りがメインの神楽、というイメージがあります。確かに今回奉納された曲は、殆どが面の舞ばかりで、見得を切ったり、大立ち回りをしたりするなど、歌舞伎の手法も取り入れられており、そういったイメージそのものという印象を受けましたが、最初と二番目の舞などは、必ずしもそうではなく、抜粋ではなくて全体を拝観してみたい誘惑にかられました。

今回は
榊の舞/導きの舞/猿田彦の舞/事代主命の舞/大黒主命の舞/素戔鳴と奇稲田姫の契り/素戔鳴と大蛇退治の舞
の七曲が舞われました。

もともと備中地方では、荒神様に奉納する神楽として荒神神楽が行われていました。しかし、文化・文政年間に西林国橋がより演芸性の高い、神代神楽を加え、現在見られるような、備中神楽になったと云われています。
1979年2月24日に国の重要無形民俗文化財に指定されました。

舞が行われた祈祷殿長床は、以前舞楽も奉納されていましたが、奥行きが短く天井も低いので、満足な舞ができなかったのではないか?と思われました。

「山車とまつり」もご覧ください→備中神楽
創祀千九百年大祭が行われた熱田神宮はこちら→名古屋市熱田区神宮一丁目(Map)
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