愛知県半田市 愛知県半田市
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創建年代は不明ですが明治14年(1881)3月恵比寿大黒の二福神車は美浜町布土へ譲渡し,明治41年(1908)江原新助により建造されたものが現在使われている山車です.前山の壇箱の彫刻が中国の護王の夢物語であることから「護王車」の名が付けられたと云われています.
【主な彫刻】檀箱−護王の夢物語(初代彫常.明治34〜41年)
        脇障子−新田義貞,児島高徳(初代彫常.明治34〜41年)
        蹴込−一笑の図(二代目彫常,昭和56年)
        持送り−力神(初代彫常.明治34〜41年)
        前山蟇股−千羽雀(初代彫常.明治34〜41年)
        太平鰭−鳩群舞(初代彫常.明治34〜41年)
        前山懸魚−王子喬(初代彫常.明治34〜41年)
【幕】大幕−緋羅紗の無地  水引−花色羅紗の表地に鶴の群舞の刺繍  追幕−五色の几帳
【からくり】前山−巫女の舞

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No01:大幕,追い幕,水引,吹き流しなど
No02:上山高欄廻り,支輪の彫刻など
No03:前山蟇股,斗形,虹梁,懸魚など豪華・精緻な彫常作の彫刻
No04:前山の唐破風の下部を横から
No05〜06:脇障子
No01 (204kb) No02 (187kb) No03 (176kb) No04 (171kb) No05 (171kb) No06 (171kb)
No07〜08:壇箱.No07壇箱と蹴込
No09〜12:壇箱の部分
No07 (170kb) No08 (150kb) No09 (163kb) No10 (170kb) No11 (139kb) No12 (123kb)
No13:蹴込.両端の持送りは力神の彫刻
No14:台輪の先端の兜金
No15〜18:前山人形.巫女の舞
No13 (129kb) No14 (152kb) No15 (155kb) No16 (122kb) No17 (122kb) No18 (137kb)
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山車の創建年は明らかではありませんが,寛政年間(1789〜1800)には大改修されました.脇障子の手長・足長の彫刻は静岡の浅間神社と並び称される立川常蔵昌敬の代表作です.
山車の「唐子車」は壇箱の彫刻が唐子遊びであることから来ているということです.
【主な彫刻】檀箱−唐子遊び(立川常蔵昌敬,天保年間)
        脇障子−手長・足長(立川常蔵昌敬,天保年間)
        蹴込−牡丹に獅子(初代彫常)
        持送り−角つなぎ
        前山蟇股−龍・波・菊
        太平鰭−雲に麒麟(初代彫常)
        前山懸魚−鳳凰(初代彫常)
【幕】大幕−緋羅紗地に猩々,瓢箪から駒の金糸刺繍  水引−青羅紗地に群鳩飛翔の刺繍  追幕−金襴の縁取りに「北」の文字
【からくり】前山−三番叟(隅田仁兵衛作)    上山−唐子遊び(隅田仁兵衛作)
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No19:唐子車の大幕,追い幕,水引,吹き流しなど
No22〜24:三人遣いの三番叟人形.No23,24では手長足長の脇障子も見られます
No19 (160kb) No20 (153kb) No21 (138kb) No22 (84kb) No23 (128b) No24 (115kb)
No25:壇箱
No26:前山唐破風,蟇股,斗形,虹梁,懸魚など精緻な彫刻
No27〜30:上山のからくり人形.「唐子遊び」
No25 (136kb) No26 (140kb) No27 (143kb) No28 (143kb) No29 (180kb) No30 (155kb)
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