宿田 竿燈まつり


雨もあがって,さあ!竿燈の始まり.
夏の東北4大まつりのうちの秋田の『竿燈まつり』と仙台の『仙台七夕まつり』を8月4日〜6日の2泊3日の日程で見物に出かけました.このページでは『竿燈まつり』の画像をご覧いただこうと思います.
 竿燈は「ねぶり流し」と呼ばれる,旧暦7月15日のお盆を迎える行事が原型であると言われています.それが,宝暦年間(15世紀中頃)頃からは今のまつりの元となる,長い竿を十文字にして,それに提灯を数多く付けて練り歩く行事が行われるようになりました.明治14年明治天皇東北巡幸の際,当時の秋田市長がこの行事を「竿燈」と名付けて天覧に供しました.現在は国の重要無形民俗文化財に指定されています.
 大若と呼ばれる一番大きな竿燈は長さ7mの親竹の先に,2mの御幣をつけ,根元には1.3mの継竹を2〜3本足して,高さ約12m以上,横幅7m位で,提灯(大きさは64×45cm)は親竹に9本の横竹を縄で結び,最上段に2個,2段目に4個,3段目から8段目には6個,最下段に4個.合計46個付け,1本の竿燈の重さは5〜60kgにもなります.
また,それより小さな竿燈もあり,子ども用には長さ5m,重さ5kg,提灯の数24個の幼若と呼ばれる竿燈もあります.
 最近では40近い町内・職場・企業から220本以上の竿燈が出るそうです.「どっこいしょ〜どっこいしょ〜」のかけ声と,お囃子に乗って提灯の明かりが揺らめくさまはまさに圧巻です.


下のサムネイル画像をクリックすると,1024×768 の画像をご覧いただけます.
No01:「竿燈大通り」に飾られた竿燈のレプリカ.片側3車線の通りの中央分離帯に観覧席(有料.ちなみにこの時は2,000円でした)が設けられる.
No02:演技が始まると,じゃまにならないように観覧席からも歩道からも観客が車道に入ってきます.
No03:額で竿燈をあげるかなり高度な技.1本の竿燈に5〜6人の差し手が交代で演技をします.
No04,05:お囃子は子どもから大人まで.男女2〜30人で交代しながら受け持っています.
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No8,10:継竹を3本使って演技しているのがわかります.
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No11:右手の手のひらでうける平手の基本技と左手には傘を広げてバランスをとる高度な技を見せてくれたベテランの差し手.
No12〜14:幼稚園児くらいから小学生くらいまでの子どもたちも差し手として演技していました.
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