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2005年11月23日(水)岐阜県美濃市大矢田で「ひんここ祭り」が行われました. この祭の起源は明らかではありませんが,山車の幕には「慶長2年(1597)」氏家志摩守寄進とあり,元和元年(1615)「麦蒔きの神事」としての記録が残っていることから,今から400年位前から行われていたと思われます. 「ひんここ」というのは,お囃子が「ヒンココ チャイココ チャイチャイ ホーイ」と聞こえたことからこの名が付いたと言われています.秋の「もみじ祭り」の頃に行われる五穀豊穣を祈願する素朴な人形劇です. 庄屋を始め12体の農民が麦蒔きをしていると「大蛇(おろち)」が現れ全員を飲み込んでしまいます.そこへ祢宜から変身した須佐之男命が登場し,激しい戦いの末大蛇を退治する.という言い伝えが,山の中腹に張った幕だけの簡単な舞台で,まるでかかしのような素朴な人形を使って演じられます. この「人形」は頭と胴が美濃和紙を貼った竹ひごの籠で,山柿の渋を何度も塗って作った物で着物や袴は地元産の絹や木綿でできているそうです. 平成11年国選択無形民俗文化財に指定されました. |
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