愛知県岡崎市 滝山寺鬼祭り
2006年2月4日(土)愛知県岡崎市の滝山寺で鬼祭りが行われました.
この祭りはもともと天下泰平.五穀豊穣を願って正月に行われる修正会の結願式の行事で,起源ははっきりしませんが,鎌倉時代からと言われています.
当日は(1)行列,(2)仏前法要,(3)鬼塚供養,(4)庭祭り,(5)火祭りの行事が行われます.このうち,庭祭りと火祭りの行事をご覧下さい.
(4)庭祭り−本堂前で行われる行事で「田遊祭」とも呼ばれる田楽の一種です.
 (a)東次郎が登場し,長刀で東の悪魔を切り払います.次に西次郎が登場し同じく長刀で西の悪魔を切り払います.
 (b)福太郎,コツボメと呼ばれる兄弟が鍬を担いで登場し,田打ち,代かき,苗代つくり,種まき,田植えなどの農作業を演じます.二人の衣装とか会話で使われる言葉は鎌倉・室町時代のものが伝えられているそうです.
(5)火祭り−庭祭りが終わると,拍子木の音を合図に火祭りが始まります.
内陣では半鐘,双盤,太鼓などが打ち鳴らされ祖父,祖母,孫の3匹の鬼が,白襦袢を着け松明を持った数十人の若者達に追われて外陣に走り出てきます.
なお,祖父面は42歳の厄年の者,祖母面は25歳の厄年の者,孫面は12歳前後の者がかぶることになっているそうです
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参考資料: 岡崎市史
岡崎の歴史
郷土の祭