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2006年2月11日(土)愛知県北設楽郡設楽町田峯の田峰観音で「田峯田楽」が行われました.当日は朝8時頃から昼田楽,16時頃から夜田楽,20時頃から朝田楽が行われるということでしたが,そのうち夜田楽を見学しました.その様子をご覧下さい. 「田峯田楽」は「鳳来寺田楽」,「黒沢田楽」と共に『三河の三田楽』といわれ,いずれも国の重要無形民俗文化財に指定されています. 田峯田楽は谷高山高勝寺の十一面観音の祭りとして,毎年陰暦正月十七日(現在は新暦の2月11日)の昼頃から翌日の未明にかけて行われていました.この田楽はいつ頃から行われていたかははっきりとはしませんが,小野田家遺銘書の永禄二年(1559)の項に「田嶺村大般若御調と申候田楽大輪村道具津より高勝寺へ御引取被成候」とあり,また田峯城城代家老の城所六右衛門入道道寿の永禄十一年の制札にも田楽のことが記されていることから,永禄の頃には行われていたものと思われます.そして,この頃から代々決まった役を世襲で,今日まで一度も途切れることなく伝えられているということです. 今回は朝田楽の最初の演目「庭固め」まで見学して帰途につきました. |
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