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滋賀県甲賀市土山町の黒滝惣王神社で2006年7月9日(日)に花笠太鼓踊りが行われました. この踊りが始められた時期は定かではありませんが,黒川地区の太鼓に残っている銘から18世紀後半から19世紀初め頃には行われていたと考えられます. 踊りは風流踊りが原形になっており,民衆の娯楽であると共に,雨乞いや疫病祓いを目的とするものです. 構成は太鼓打ち2人.棒振り(メンともいう)2人,ホラ貝2人,歌だし2人,ガワ多数です. 太鼓打ち,ホラ貝,歌だしとガワは中央に花を立て,周囲に長さ10cm程の赤,白の紙テープ(シデ)を垂らした笠をかぶります.太鼓打ちは胸の前に締め太鼓をつけ太鼓を打ちながら踊ります. 棒振りは山鳥の羽で飾った(シャンマ)かぶり物に赤い鬼面を付ます.右手には周囲を紙シデで飾った軍配を,左手には赤・青・緑等の色テープを巻き付け,端には色紙の房をつけた長さ一間程の竹を持って踊ります. 曲は日のばやし・神楽踊り・天王踊り・住吉踊り・山神踊り・大順役・京嶋踊り・小順役・伊勢嶋踊り・巻狩踊り・仙松踊り・お寺踊り・大国踊りの12曲ですが,この内伊勢嶋踊りは現在は踊られていません. 同じ土山町の「黒川の花笠太鼓踊り」は→「黒川の花笠太鼓踊り」 |
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