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2006年9月8日(金)・9日(土).岐阜県郡上市明宝寒水の白山神社で『寒水(かのみず)の掛踊』が行われました.このうち,9日(土)の様子をご覧ください.明治までは旧暦8月1日に行われていましたので,八朔(はっさく)祭とも言われています. 掛踊は,五穀豊穣を祈願する風流太鼓踊りで,宝永六年(1709)母袋村(現郡上市大和町母袋)から掛踊とその道具一式を譲り受けたと言われています.このことから,明治の終わり頃までは母袋村から声自慢の人が数十人訪れ,社殿前で寒水の人たちと歌の掛け合いを行ったと言われています. また,現在奥の宮に祀られている観音像も,その時一緒に譲り受けたと言われています. 祭りは,中桁で神事が行われた後,台所から外に出て行列を組み,中桁の裏を廻って上手から庭に入り円陣を作ります.『しずまれ おしずまれ・・・・』と音頭の歌で「中桁前の踊」が始まります.それがすむと,白山神社へと行列をつくって進みます.この行列は露払,祢宜など役者は総勢130人を超えます. 境内にはいると,行列は拝殿の裏を廻り,再び境内に戻り円陣を作ります.悪魔払いは行列の先頭に立ち,軍配と槍を大きく振りながら踊ります.拍子打ちが輪の中央でシナイを井桁に組み「お庭踊り」が始まります.その後,「拝殿前の踊」になり,拍子打ちはシナイを大きく振りながら踊りはクライマックスになります.しずめの歌から打ち上げの拍子にかわり踊が終わります. |
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