長野県下伊那郡高森町大島山・瑠璃寺 屋台獅子
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2008年4月13日(日)長野県下伊那郡高森町大島山・瑠璃寺で『屋台獅子』が行われました.この獅子舞は瑠璃寺が創建された天永三年(1112)に,滋賀県坂本の日吉神社を勧請し,この年の3月8日を祭日として獅子舞を始めたとされています.
獅子は,幅6尺6寸(約2メートル),長さ23尺(約7メートル)の木と竹で作った骨組みに,車輪を付け上から獅子の胴幕を被せたもので,大太鼓,小太鼓,笛,獅子頭の舞手など20名ほどが胴幕の中に入ります.
12時半頃から,剣烏帽子をかぶり,角行灯を持った小猿(小猿は本地薬師如来の垂迹,日吉神社の眷属といわれています)が日吉神社と本堂にお参りに行きます.
13時頃から稚児行列が始まり,本堂で大般若が転読されます.大般若が終わると,客殿境内で獅子舞が始まります.その後,宇天皇(優填王)が獅子を引き連れ本堂まで練り歩きます.本堂前で宇天皇と獅子との舞が行われます.
この獅子舞は,行動(きょうどう)を中心とした,練り獅子の一種で,宇天皇の所作が舞楽の舞を基本としていて,京都から遠く離れたこの地に,舞楽系の獅子舞が残されていることは,非常に珍しいと云われています.
また,飯田市周辺には,屋台獅子が多く伝承されていますが,ここ瑠璃寺から伝えられたものといわれています.
平成16年3月に長野県無形民俗文化財に指定されました.


瑠璃寺の「屋台獅子」の感想などは『お祭り見てある記』をご覧下さい→「瑠璃寺の屋台獅子」
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瑠璃寺の屋台獅子以外の獅子舞は右のサムネイル画像をクリックしてご覧ください
参考資料: 高森町民俗芸能誌