名古屋市緑区大高町・氷上姉子神社 太々神楽
2009年3月29日.名古屋市緑区大高町の氷上姉子神社で太々神楽が奉納されました.
正徳元年(1711)の冬,上京して,持明院と船橋家から磐戸組という神楽を14番習い,翌正徳二年に熱田神宮で神楽を奉納したのが始まりといわれています.その後,江戸時代後期には大改革をし,文政五年(1722)には,社家が中心となり新太々神楽を始め,その絵図を諸国に広めた結果,熱田神宮周辺の神社でも太々神楽が行われるようになり,各地に広がっていきました.
明治の改革で,熱田神宮をはじめほとんどの神社で,太々神楽が行われなくなってしまいましたが,天保二年(1831)から大高の氷上姉子神社で行われるようになった太々神楽は,現在でも引き継がれ,毎年3月の最終日曜日に『お氷上さんの太々神楽』として親しまれ,奉納されています.

氷上姉子神社の地図,その他感想などは「お祭り見て歩き」をご覧ください→「氷上神社太々神楽」
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氷上姉子神社
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式正⇒巫女二人による舞です.右手に鈴を,その房を左手で捧げて舞います.
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神かがり⇒男の一人舞です.右手に中啓を持って舞います.
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かずらの舞⇒男と巫女による二人舞です.男は榊・巫女は笹の枝をそれぞれ持って舞います.
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矛の舞⇒男の一人舞です.面をつけ矛を持って舞います.
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ほそめの舞⇒男と巫女二人で舞います.男は鍬を担ぎ巫女は鎌を捧げ持って舞います.
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笑楽⇒男の一人舞です.切顎の翁面をつけ,足踏みしながら軽快な笛の音に乗って四方に舞います.
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式正⇒最初の式正と同じです.
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その他
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参考資料: 名古屋市史 風俗民族編
熱田風土記 巻8:高村正一
お氷上さんの太々神楽:当日配布されたパンフレット