長野県木曽郡木曽町福島・水無神社  みこしまくり
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2009年7月23日(木).長野県木曽郡木曽町福島の水無神社の例大祭で「みこしまくり」が行われました.

この祭りは,
その昔木曽の住人,惣助・幸助という杣人の兄弟が,飛騨の国に仕事に行っているとき,一揆が起こり水無神社が戦火に見舞われそうになったので,信仰心に厚い二人は御神体を御輿に収めて木曽に運ぼうとしました.
ところが,それを知った飛騨の国の住人が,御神体を取り戻そうと追いかけてきましたが,二人は「それ宗助!」「やれ幸助!」と声を掛け合い,峠から御輿を転がしながら,無事福島まで逃げおおせることができ,御神体をこの地にまつることができました.
という言い伝えにもとづいています.

祭で使われる御輿は,木曽の山から切り出された木材を使用します.大きさはおよそ長さ18尺5寸,幅4尺,高さ5尺5寸.重さは400キロを超えていると云われています.
町内を練り歩いた後,関所跡あたりで御輿の飾りをすべて外し水で清めます.その後御輿はよこまくり(御輿を横方向に回転させる)しながら御旅所へむかいます.暗くなると,再び御旅所から町中に担ぎ出され,「ソースケ!コースケ!」のかけ声と共に,よこまくりが繰り返されます.クライマックスは御輿を縦方向に転がすたてまくりになりますが,残念ながらたてまくり以降は撮影しておりません.

「お祭り見てある記」もご覧ください→「みこしまくり
みこしまくり その1 みこしまくり その2 みこしまくり その3
二回転しています 一回転しています