三重県伊勢市佐八・秋葉;愛宕神社 佐八町かんこ踊り
2009年8月16日.三重県伊勢市佐八町(そうちまち)の公民館前で『佐八町かんこ踊り』が行われました.
この祭りは,愛宕神社,秋葉神社の祭礼行事として行われます.
毎年盆の供養として踊られます.踊り手は白馬の尾の毛で作られた,シャグマとよばれるかぶり物をかぶり,白と黒の縞模様の衣装に,腰蓑を着け,胸には鞨鼓と云われる太鼓を吊るし,音頭取りの小唄,ホラ貝の音に合わせて,鞨鼓を打ちながら,焚き火の周りを回りながら踊ります.また,子どもは花笠を付けて踊ります.
「かんこ踊り」の「かんこ」は踊り手が胸につけている「鞨鼓(かっこ)」から来ていると云われています.

この年の踊りは,
大踊り(19:30頃〜20:00頃)−太鼓・鉦・ホラ貝・歌
入波(20:45頃〜21:10頃)−打ち上げ花火.太鼓・鉦はなく,ホラ貝と歌のみ
泉式部(21:50頃〜22:15頃)−打ち上げ花火.太鼓・鉦はなく,ホラ貝と歌のみ
でした.

この祭りは,いつ頃から行われてきたのか定かではありませんが,慶長年間(1596〜1614)のはじめ頃,盆供養の行事として行われ,豊年踊りや精霊踊りなどとして村に伝わってきた,といわれています.また,踊り手は世襲制で一子相伝の伝統的な踊りです.三重県の無形民俗文化財に指定されています.

「お祭り見てある記」もご覧ください→「佐八町鞨鼓踊り
大踊り
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No07 No08 No09 No10 No11 No12
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入波
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No19 No20 No21 No22 No23 No24
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泉式部
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No31 No32 No33 No34 No35 No36
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シャグマを使った,佐八町以外のかんこ踊りは右の画像をクリックしてください.