滋賀県米原市朝日・八幡神社  朝日豊年太鼓踊り
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2009年10月4日.滋賀県米原市朝日の八幡神社で朝日豊年太鼓踊りが奉納されました。

伊吹山の麓、滋賀県米原市朝日に今から約1300年前から伝わる雨乞いの踊りです。大原郷を開墾した際に始まったといわれ、また、賤ヶ岳の戦いで勝ちをおさめた羽柴秀吉が、陣鉦・陣太鼓を打ち鳴らしたところ、大雨が降り出したので、それ以来、鉦や太鼓を用いるようになったともいわれています。

 祭りの当日、お昼頃になると、集会所の前に祭りの衣装を身につけた参列者らが集まってきます。集会所前で太鼓を身につけた踊り子たちが一踊りした後、八幡神社まで幟旗を先頭に道行が始まります。
音頭と笛方は羽織と袴に花飾りをつけた笠。太鼓と鉦の踊り子は、つま折笠に襦袢、縞のカルサン袴、白足袋に草草履、手には緋こてをつけて、竹でできたバチを持ち、背には金銀の御幣を負っている。子どもらは、太鼓の踊り子と、ひょうたん型の作り物を持つ瓢振りに分かれて、踊りに参加します。
八幡神社では、始めに「雨乞歌」をうたいながら雨乞いの踊りを奉納し、その後には、瓢振りの子どもたちも参加して、返礼の踊が奉納されます。

間田の岡神社、朝日の八幡神社の境内で踊りが行われていましたが、現在は伝統文化の保存・伝承のため毎年10月に八幡神社でのみ踊られています。国の選択無形民俗文化財です。

「おまつり見てある記」もご覧下さい→「朝日豊年太鼓踊り」
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