長野県大町市大字社宮本 仁科神明宮古式作初め御神事
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2010年3月15日.長野県大町市大字社宮本の仁科神明宮の祈年祭で「古式作初め御神事」が奉納されました.

本殿で13時から神事が行われ,その後中門右脇の神楽殿で「古式作初め御神事」が行われます.神楽殿の床には,およそ2間半四方に縄を張り,四隅に齋串(いぐし)を立て,これを田に見立て,農耕を表すいくつかの演目が行われます.「田楽」とか「田遊び」などと同じような趣旨の行事で,豊作を祈る予祝行事です.
この行事がいつ頃から行われたかは,定かではありませんが,永禄九年(1566),慶安3年(1650)の検地帳に「作初めの舞台」の記述が見られることから,四百年以上の歴史があると思われます.
県の無形民俗文化財に指定されています.

「お祭り見てある記」の「古式作初め御神事」もご覧ください→「古式作初め御神事」
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そ の 1 そ の 2
耕人/小鍬持廻り/水揚げ/万鍬掻き/水止め畦塗り/水揚げ/水止め/刈敷蒔き/土竜追い/万鍬掻き/水揚げ 水止め/苗代しめ/水揚げ/鳥追い/水止め/種量り/占い/種蒔き/水揚げ/鳥追い/歌上げ/胴上げ/茅投げ
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