三重県四日市市水沢町・足見田神社 お諏訪踊り
2010年7月31日.三重県四日市市水沢町の足見田神社でお諏訪踊りが奉納されました.
この祭りは,いつ頃から行われていたかは定かではありませんが,当時足見田神社の神主家であった清水家の記録には,寛文八年(1668)に,雨乞いを.神主が三日三晩お祈りしたが雨が降らず,7月2日に村人が参詣して「神踊」を奉納したところ,その夜雨が降ったとされています.また,享保五年(1720)に「礼踊りを奉納した」という記録があることから,この時の「礼踊」がお諏訪踊りである可能性が高いと考えられています.
また,この地は古くから水利が悪く,その頃の名主であった辻久善が,内部川から灌漑用水を引くことを考えたのですが,隣の石川藩から異議が出されたので,辻久善は江戸表に単身出向き,苦労の末灌漑用水を引くことを許されました.彼の死後,村の人々は諏訪神社に辻久善を水神として祀り,その功績を忍ぶため7月16日にお諏訪踊りを奉納してきました.その後,諏訪神社は足見田神社に合祀され,祭日も7月31日に改められました.
このお諏訪踊りは四日市市の無形文化財に指定されています.

「お祭り見てある記」には感想,地図等記載しています→お諏訪踊り
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お宮宿入り
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お諏訪踊り
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名所踊り
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参考文献: 四日市市史:文化財資料編
四日市市史:民族資料編
郷土の文化遺産:四日市市教育委員会