岐阜県本巣市上真桑本郷・物部神社 真桑人形浄瑠璃
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2012年3月20日(火).岐阜県本巣市上真桑本郷の物部神社境内の人形舞台で真桑人形浄瑠璃が上演されました.
本年は3月19日の午後7時から試楽で,三番叟,壷坂霊験記,弥次喜多東海道中膝栗毛が.
翌20日(春分の日)は午後12時から本楽で,三番叟,こども浄瑠璃,傾城阿波の鳴門,絵本太功記十段目,真桑誉義農源七郎,増補朝顔日記,千秋楽が上演されました.
このうち,本楽の人形浄瑠璃上演の様子をご覧ください.
この地域は,古くから真桑・席田の両灌漑用水の利用についての対立が絶えず,このため,上真桑村の福田源七郎が争の解決に尽力し,用水の利用についての制を確定しました.元禄五年に源七郎が没した後,その功績に報いるため,元禄年間に『義農源七郎』という外題で人形芝居をしたのが,その起こりといわれています.
真桑の人形芝居は,始めは「突込遣い」といって一人遣いでありましたが,宝暦年間から天明年間にかけて,三人遣いを取り入れ,文楽系の影響を受けたと思われます.
現在は,保存会が保存・公演にあたり,地元の小中学生にも伝承されています.国の重要無形民俗文化財に指定されています.
また,人形浄瑠璃を演ずる人形芝居の舞台も国の重要文化財に指定されています.

「お祭り見てある記」もご覧ください→「真桑人形浄瑠璃
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その1 その2
三番叟/こども浄瑠璃/傾城阿波の鳴門/絵本太功記十段目 真桑誉義農源七郎/増補朝顔日記/千秋楽
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真桑人形浄瑠璃以外の人形芝居
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参考資料: 真桑人形浄瑠璃