三重県伊勢市円座町・正覚寺 円座かんこ踊り | |||||||||||
2012年8月15日(水)三重県伊勢市円座町の正覚寺で「円座かんこ踊り」が行われました. この踊りは,前半は初盆の供養のための大念仏踊りで,後半は五穀豊穣を願う豊年踊り(鼓踊り)として奉納されます. 起源は慶安年間(1648〜1652)初期と云われていますが,一説にはそれより古い天正年間(1573〜1592)とも云われていますが,安土桃山から江戸初期と考えられています. 戦時中は一時中断されていましたが,昭和37年灌漑,水道施設の完成祝いで復活され,昭和38年保存会を作り,39年に県の無形文化財に指定されました. 音頭,法螺貝吹き,楽打ち,鉦それに踊り手で,踊り手は,白黒縦縞の腰丈の胴着に,菅で作ったシモタと呼ばれる蓑を巻き,その上から白木綿の帯を巻いて,腰に鞨鼓を付けます. 中学生以上の踊り手は,シャグマと呼ばれる,馬のしっぽの毛で作ったかぶり物を,子どもは造花で飾りつけた花笠をかぶります.両手にバチを持ちかんこを打ちながら踊ります. 踊りは,前半は念仏踊りで,初盆の供養.2回目の中入り後は,五穀豊穣を祈る豊年踊りとなります. 念仏踊り――いれは,一心きみよ 中入り(休憩) 念仏踊り――かづえ,をさなご 中入り(休憩) 豊年踊り(鼓踊)――うぐいす,牛若 中入り(休憩) 豊年踊り(鼓踊)――父子,おちうど 中入り(休憩) 豊年踊り(鼓踊)――かずえ 「おまつり見てある記」もご覧ください→「円座かんこ踊り」 |
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