三重県伊勢市宇治浦田・猿田彦神社  御 田 祭
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2013年5月5日。三重県伊勢市宇治浦田2-1-10の猿田彦神社で御田祭(おみた)が行われました。この祭りは五穀豊穣、大漁満足を祈願するもので、
本殿祭→神田への道行き→神田祭→挿苗(田植え)→団扇角力→豊年踊り→団扇破り
の順で行われます。
神田への道行きから団扇破りまでをご覧ください。

本殿祭−神職・八乙女・斎王・桶楽・囃方・植方・稚児など、本殿で玉苗をお供えして神事が行われます。
道行き−神職・八乙女(玉苗を持つ)・斎王・桶楽・囃方・植方などが行列を作って本殿の上手にある御神田に向かいます。
神田祭−神饌・玉苗などをお供えして神事が行われます。
挿苗  −神前から八乙女に玉苗が渡されると、八乙女は田に入った男女各八名の植方に渡し、挿苗が始まります。
団扇角力−苗を植え終わると、植方二名が恵比寿・大黒が描かれた大団扇を持って、田の中央に進み三回廻って団扇を重ねて左右に倒し合います。
豊年踊り−拝殿前の宮司・神職・巫女・八乙女らが見守る中、舞人は衣装の色が違うもの、五人ずつ左右に並び、田扇と羽団扇を動かしながら「祝入」「ホコリ」「船漕」「どう舞」などを舞います。舞が終わると、笛一名と桶楽が中央に進み出て演奏します。
団扇破り−最後に、左右に飾られていた、大団扇が境内中央に運ばれると、参集者が一斉に大団扇に群がり、大団扇に貼ってあった紙を、破り奪い取ります。

猿田彦神社の御田祭は、明治4年に神宮の御田祭が中絶となった際、これを受け継ぎ、楠部の人々が奉仕したことに始まり、今も楠部地区の世襲により行われています。
三重県の無形民俗文化財に指定されています。

おまつり見てある記もご覧ください→猿田彦神社御田祭
道行きと神事
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田植え
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団扇破り
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No48 No49 No50 No51 No52 .
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参考資料: 伊勢市史 第七巻 文化財編
伊勢市史 第八巻 民俗編
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