熱田神宮創祀千九百年大祭奉納 備中神楽
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熱田神宮が創祀されて1900年を祝って、2013年5月上旬に創祀千九百年大祭が行われ、この一連の行事で、出雲、岩見、備中の各神楽や地元の伝統的な行事が奉納されましたが、そのうち5月8日には備中神楽が奉納されました。
備中神楽は、現在の岡山県西部の備中地方に伝わる神楽で、荒神様をお招きし、その神前で奉納されていた神事色の強い神楽で、荒神神楽といわれていたものが、そのもとになっていると云われています。
江戸末期になると、荒神神楽に国学者の西林国橋が「日本書紀」や「古事記」の神話をもとに、能・狂言・歌舞伎・浄瑠璃・落語・曲芸など、芸能的要素の強い神代神楽を取り入れ、演じ手も神職から次第に玄人の神楽太夫たちに移り、一層芸能色が強まったと考えられています。
歴史的には、享禄二年(1529年)大本八幡日記に、荒神神楽の記述があることから、備中神楽もこの年代まで、遡ることができると考えられます。
かつては、6〜7人の神楽師で神楽社を作り、旅芸人のように国中を廻っていたようです。
現在の備中神楽は、神事・神事舞・演劇舞・神事舞・神事の五段階の形が厳守られていて、神楽太夫と神楽社は県の神社庁にに登録され、国の重要無形文化財の担い手として、重要な役割を果たしています。
備中神楽には、猿田彦の舞、両神の舞、大國主命の舞、事代主命の舞、櫛稲田姫の舞、須佐之命の舞、松尾明神の舞、大蛇退治の舞などがあります。

『おまつり見てある記』はこちら→備中神楽
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榊の舞
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No01 No02 No03 No04 No05 .
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導きの舞
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No06 No07 No08 No09 No10 .
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猿田彦の舞
No11 No12 No13 No14 No15 No16
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事代主命の舞
No17 No18 No19 No20 No21 No22
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大國主命の舞
No23 No24 No25 No26 No27 No28
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素戔鳴と奇稲田姫の契り
No29 No30 No31 No32 No33 No34
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素戔鳴と大蛇退治の舞
No35 No36 No37 No38 No39 No40
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No41 No42 No43 No44 No45 No46
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