東京都板橋区徳丸6  徳丸北野神社・田遊び
2013年2月11日(月)東京都板橋区徳丸6の徳丸北野神社で田遊びが行われました。
この祭りは、長徳元年(995)京都の天満宮から、勧請してこの地に天満宮を建立した時に、奉祝行事として「田阿曽美之祭」を行ったのが、その始まりと云われています。
「大稲本」、「小稲本」、「鍬取り」を始めとして諸役等が、境内に建てられた舞台「もがり」のうえで、田遊びの行事を行います。
田遊びとは、古くからある水田耕作に関わる行事で、年の始めにその年の五穀豊穣と子孫繁栄を願って、稲作の作業を模倣する予祝行事です。
演目は「町歩調べ」から始まり「田打ち」、「田うない」、「代掻き」、「種まき」、「鳥追い」、「田廻り」、「春田うない」、「田かき」、「田ならし」、「田植え」、「呼び込み」、「田の草取り」、「田廻り」、「穂ばらみ」、「稲刈り」、「稲むら積み」の17の演目が奉納されます。

諸役につく人達は、以前は徳丸郷の字の代表が代々受け継いできましたが、現在は、「徳丸北野神社田遊び保存会」を組織し、継承奉仕しています。
なお、同じ板橋区の赤塚諏訪神社でも2月13日の夜に田遊びの神事が行われます。
徳丸北野神社、赤塚諏訪神社の田遊びは、いずれも国の重要無形民俗文化財に指定されています。

※なお、「呼び込み」では、宮司宅からもがりまで行列が進みますが、撮影できていません。
また、「呼び込み」と「穂ばらみ」の間に「田の草取り」と「田廻り」が入るはずですが、各演目の区切りがわからないため、省略した形になっています。「田の草取り」または「田廻り」の写真が、「呼び込み」と「穂ばらみ」に紛れているかも知れません。
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「おまつり見てある記」もご覧ください→「徳丸北野神社」
その1 その2
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