三重県鈴鹿市稲生西二丁目24番20号・伊奈冨神社 稲生の獅子舞
2015年2月7日(土)三重県鈴鹿市稲生西2−24の伊奈冨神社と、稲生西2-8の神宮寺で稲生の獅子舞が奉納されました。
この獅子舞は、平安後期の承安四年(1174)に高倉天皇より、獅子頭が奉納されたといわれているし、「弘安三年(1280)庚申正月 稲生三大神」という銘が入った獅子頭が伝わっていることから、少なくとも鎌倉時代には、獅子舞が奉納されていたと思われます。そして、古くから三年に一度、丑・辰・未・戌の年に、4頭の獅子頭(大宮、西宮、三大神、菩薩堂)で奉納されます。
今年は2月7日を皮切りに、この地方の各地で4月16日の伊奈冨神社での奉納まで、20カ所以上の神社、集会所等で行われます。

二人立ちの獅子4頭と、鶏の頭をかたどった甲に面をつけ、ささらを持った4人の口取り、それに笛、太鼓等総勢20名ほどで行われます。
また、演目は
1.ダンチョの舞  2.なかおこしの舞  3.おうぎの舞  4.かみおうぎの舞  5.とりとびの舞
6.オイタチの舞  7.花の舞       8.おこしの舞  9.田植えの舞
があります。

この日は、獅子舞奉納の初日で、伊奈冨神社では13時から社務所で、その後神宮寺へ移動して、15時から本堂で奉納されました。


※今回の記録では、それぞれの演目と舞との対応がわからないので、時刻順に写真を並べただけになっています。

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稲生神社 道行き・神宮寺
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参考資料: 三重県史 別編民俗
鈴鹿市の民俗文化財
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