長野県飯田市上郷黒田・諏訪神社 黒田人形浄瑠璃
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2015年4月11日(土)、12日(日)に長野県飯田市上郷黒田の諏訪神社の例祭で、国指定の重要有形民俗文化財である人形専用舞台で、人形浄瑠璃が奉納されました。
11日は午後6時からですので、12日(日)の公演を拝観させていただきました。
黒田人形浄瑠璃は、元禄年間(1688~1703)に、正岳真海という僧侶が、人形浄瑠璃を村人に教えていた。という記録があることから、この頃には人形浄瑠璃が行われていたと思われます。
宝暦年間(1751~1764)には、下黒田の神社に舞台を新築。天明年間(1781~1788)には淡路から吉田重三郎がやってきたり、天保三年(1832)に桐竹門三と吉田亀造がやってきたりして、村の人々に教えました。そして、地域の人々の関心が高まり、安政十一年(1840)現在残されている人形舞台が新築されました。
一時期、幕府の禁止令が出ましたが、弘化二年(1845)禁止令が解かれ、以前にも増して、盛大に行われるようになりました。
昭和二十八年(1953)保存会が結成、昭和四十九年(1974)舞台が国の重要有形民俗文化財の指定を受け、人形浄瑠璃も、国の選択重要無形民俗文化財として登録されました。
現在では、保存会が中心となって、中学校の部活動にも取り入れられるなど、人形浄瑠璃の継承発展のため活動しています。

「お祭り見て歩き」もご覧ください→「黒田人形浄瑠璃」
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その1 その2
寿式三番叟
観音霊験記 壺阪寺の段
生写朝顔日記 宿屋より大井川の段
絵本太功記十段目 尼崎の段
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黒田人形浄瑠璃以外の人形芝居
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