熱田神楽
.
神楽 熱田太々神楽 お囃子
式正 神かがり かずらの舞 矛の舞


5月2日.熱田神宮の祈祷殿長床で「熱田神楽保存会」の皆様による『熱田太々神楽』の演奏が行われました.
この祈祷殿長床は,昨年まで『舞楽神事』が行われていた会場で,室内のため,それほど明るくはなく,舞楽神事の時はフラッシュを使用していたのですが,今回は忘れてしまいISOを上げての撮影になってしまいました.
始めに,笛,太鼓,鼓によるお囃子と巫女さん姿の2人による,神楽が2曲演奏されました.この神楽では,巫女さんの2人は鈴を左右にひねって音を出すだけで,振りはありません.2曲で10分ほどです.

次に,太々神楽です.笛・太鼓・鼓で演奏されます.曲は4曲で10分少々です.
式正−巫女二人は鈴を持って舞います
神かがり−歌が入ります.男性一人が中啓を持って舞います
かずらの舞−歌が入ります.巫女二人が鈴を持って舞います.矛の舞で舞う面をつけた男性が後ろに控えています.
矛の舞−歌が入ります.巫女二人は開いた扇を持ち,その後ろで面をつけた男性が,矛を持って舞います.詳しくはわからないのですが,氷上姉子神社や真清田神社で行われる太々神楽の矛の舞と曲も舞もよく似てるように思いました.

最後は,「熱田神楽保存会」の皆様で,子どもたちも交えてお囃子が数曲演奏されました.

この熱田神楽は,熱田神宮で正徳二年(1712)に始まったものといわれています.
現在では,熱田神楽保存会の皆様方の手で,「熱田太々神楽」の研究・保存・継承が行われています.

熱田神宮はこちらMap
「山車とまつり」の『熱田神楽』もご覧ください→『熱田神楽』